ティモシー・シャラメ演じる心優しい“人喰い”にフォーカス 「ボーンズ アンド オール」特別映像

2023年2月17日より劇場公開される、第79回ヴェネチア国際映画祭で「監督賞」「新人俳優賞」を受賞した、ティモシー・シャラメ主演、ルカ・グァダニーノ監督最新作「ボーンズ アンド オール」から、ティモシー・シャラメが演じる“人喰い”リーにフォーカスした特別映像が公開された。

特別映像「人喰いリー編」でティモシーは、「『ボーンズ アンド オール』はラブストーリーだ。お互いに癒やされ、深く愛し合うリーとマレンの物語に心打たれた」と語り、「自らの恥や理解できないことを抱えるリーというキャラクターに惹かれた。彼はこの社会で自分として生きる術を身に着けているように見えた」と、心優しい“人喰い”リーについて自らの宿命と折り合いをつけている人物だと分析している。

ルカ・グァダニーノ監督は、「ティモシーにぴったりの役だと思った。『君の名前で僕を呼んで』での経験も最高だった」と初タッグ作を振り返り、本作でプロデュースに初挑戦してティモシーについて、謎の“人喰い”サリーを演じたマーク・ライランスは、「ティモシーが製作も務めたことが、良い影響を生んだ」と断言している。また、ティモシーが1980年代に流行したウォーターベッドで遊ぶ姿、手で画角を作る姿、演技プランを監督たちに示す姿などのメイキングシーンも収められている。

「ボーンズ アンド オール」は、生きるため本能的に人を食べてしまうという秘密を抱えた、社会の片隅で生きる二人の男女を描いた純愛ホラー。生まれつき人を食べてしまう衝動をもった18歳のマレンは、初めて同じ秘密を抱えるリーという若者と出会う。人を食べることに葛藤を抱えるマレンとリーは次第に惹かれ合うが、同族は食わないと語る謎の男の存在が、二人を危険な逃避行へと加速させていく。

監督を務めるのは、17歳と24歳の青年の恋の痛みと喜びを描き、アカデミー賞脚色賞を受賞した「君の名前で僕を呼んで」でも、ティモシー・シャラメとタッグを組んだルカ・グァダニーノ。人を食べる衝動を抑えられないリーをティモシー・シャラメが演じ、18歳でリーと運命的な出会いを果たしたマレン役を、「WAVES/ウェイブス」で注目されたテイラー・ラッセルが務める。ラッセルは、ヴェネチア国際映画祭で「新人俳優賞」を受賞した。また、アカデミー賞俳優マーク・ライランスが、物語の鍵を握る人物を怪演している。

【作品情報】
ボーンズ アンド オール
2023年2月17日(金)全国劇場公開決定
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