子どもたちに福山城のことを楽しく知ってもらおうと、地元の大学生が紙芝居を作り、広島・福山市に寄贈しました。
「福山城紙芝居」を制作したのは、福山市立大学 保育コースの学生9人です。築城400年の記念事業として、およそ1年かけ、シナリオや原画を完成させました。
紙芝居は、「お城が見てきた福山のまち」をテーマに、築城から現代までが15の場面で構成されています。
城の歴史だけでなく、地元のことも知ってもらおうと、文化や産業なども描かれました。
福山市立大学 4年 阿部優希子 さん
「みんなの力を合わせて作ることができたのでよかったなと。勉強に使ってもらったり、楽しんでもらえたらいいなと思う」
福山市立大学 大庭三枝 准教授
「福山のことを考えるきっかけや材料にしてくれたらありがたいなと思う」
市の担当者に手渡し、福山市には複製された200部が贈られました。市内全ての公立小学校と、地域の代表の幼稚園・保育所に配られるほか、図書館や資料館などで見たり、借りたりすることもできるということです。