ナビタイム、アプリ「配達NAVITIME」のルート検索機能強化

株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイムジャパン)は、配達専用アプリ「配達NAVITIME」において、業界初※の「配達時間帯指定を考慮したルート検索機能」を強化する。2月14日付のプレスリリースで明かした。

※ 国内向けの配達業務用スマートフォンアプリにおいて。2023年2月14日時点。ナビタイムジャパン調べ。

「配達NAVITIME」は、荷物配達先の正確な把握から登録・管理、配達時間帯指定を考慮した効率のよいルート検索と配達先までの正確・安全なナビゲーションで配達業務を一貫してサポートするアプリだ。ナビタイムジャパンが2022年12月から提供している。

ナビタイム、配達サポートアプリ「配達NAVITIME」提供開始

株式会社ナビタイムジャパンは、物流のラストワンマイルを支える配達業務のプロセスを一貫してサポートする配達専用アプリ「配達NAVITIME」を提供開始する。12月7日付のプレスリリースで明かした。宅配荷物数の増加に伴い、2022年10月に貨物軽自動車運送事業における軽自動車の使用が可能になるな...

「配達時間帯指定を考慮したルート検索」は、配達先リストで登録した荷物ごとの配達時間帯指定を考慮して、できる限り指定された時間通りに配達ができる最適なルートを検索できる機能だ。今回対応では、「大手宅配便会社の配達時間帯を全てカバーし、早朝・深夜の時間帯区分は編集も可能」、「1度に検索できる配達地点数を100件から300件へと拡充」という点を強化している。

また、同社は、ユーザーから「100地点では足りないので、検索できる地点数を増やしてほしい」と要望されていたという。通常、ルート検索時に考慮すべき地点数が増えると、ルート算出にかかる時間も増える。そこで、同社は、今回の対応のために経路探索アルゴリズムを改良し、地点数が300件に増えてもルート算出にかかる時間を短縮できるようにした。くわえて、ユーザーの使いやすさを損ねることなく、1度に検索できる配達地点数を300件へと拡充している。さらに、地点数が増えても、これまでと同様に、配達地点が左側にくるようにする「横付け検索」や車高・車幅の考慮、配達地点での滞在時間の考慮などのルート検索条件も設定可能だ。

なお、同社は、これらの機能強化によって、指定時間外の配達による不在配達をできる限り少なくする。これにより、ドライバーの再配達の手間と時間の削減の一助となり、配達ドライバーの業務効率化や労働環境の向上に貢献できればと述べている。

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