おぞましい儀式を先導するのは、ずっと行方不明だった弟だった 「呪餐 悪魔の奴隷」本編映像

2023年2月17日より劇場公開される、インドネシアの歴代興行収入第3位を記録し、インドネシアアカデミー賞の7部門にノミネートされたホラー映画「呪餐 悪魔の奴隷」から、本編映像の一部が公開された。

映像は、「“神”に服従しろ。間もなく“神”が誕生する」という不気味な声に驚き、リニの一家が散りぢり逃げ惑うシーンから始まる。暗いアパート内を走り回るも、リニと弟たち、その仲間たちはバラバラに。雷で時折アパート内に光が差すと、不気味な何かの姿が見える。逃げ惑うリニは何者かに気絶させられ、黒い服に身を包んだ者たちによる儀式の場で目を覚ます。儀式を先導しているのは、ずっと行方不明だった末弟のイアンだった。そのイアンに、「食べてリニ。すべてを忘れて」と口の中に何かを押し込められるリニ。一家を巻き込んだおぞましい儀式が始まる。

「呪餐(じゅさん) 悪魔の奴隷」は、1984年のインドネシア・ジャカルタ北部を舞台とした作品。母と祖母を立て続けに亡くし、末弟のイアンも行方不明になったリニは、それまで住んでいた一軒家から、父親とふたりの弟とともに、ジャカルタ北部の高層アパートへと4年前に引っ越していた。一方でジャカルタでは、数年に渡り2,000人が犠牲となっている前代未聞の連続殺人事件が世間をにぎわせている。そして、つつましく暮らしていたリニたちの周囲を、度重なる不幸が襲い始める。アパートのエレベーターが落下し、多くの住人が命を落とし、父親も重傷を負う。さらに、死者の埋葬もままならないまま、局地的な大嵐が襲い下層階が浸水。停電も起こり完全に孤立してしまった住人は、暗闇のアパートで、多数の遺体と一夜を過ごさなければならなくなる。

1980年代に、イスラム教圏のホラー映画として話題を集めたインドネシア映画「夜霧のジョギジョギモンスター」の舞台を現代に移してリメイクし、2017年のインドネシア製作映画の観客動員数1位を記録(420万人)した「悪魔の奴隷」。本作は、その「悪魔の奴隷」から4年後が舞台となり、主人公のリニ一家を再び恐怖が襲う。東南アジアで初のIMAX撮影された作品となった。

【作品情報】
呪餐(じゅさん) 悪魔の奴隷
2023年2月17日(金)より、全国ロードショー
配給:アルバトロス・フィルム
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