「少しでも高い単価で販売できれば」広島・北広島町の受賞米 一般販売へ 全国コンテストで銀賞

神楽のイラストがデザインされたコメ袋…。去年、コメの全国コンテストで入賞した広島・北広島町産のコメです。その味を広く知ってもらおうと、来月から一般販売されることになりました。

去年、北広島町で開かれた「第1回全日本お米グランプリ」。全国から360点余りの応募があり、北広島町から準グランプリも含め8点のコメが入賞しました。

販売されるのは、銀賞を受賞した2点の「あきろまん」をブレンドしたものです。

15日、役場で販売開始セレモニーがあり、町長らが炊きたてのコメを味わいました。

北広島町 箕野博司 町長
「おいしい」

「銀賞入賞米・あきろまんの販売が開始されます。ぜひ、召しあがっていただき、おコメのおいしさを感じていただくとともに、北広島町の知名度向上につなげていきたい」

北広島町はコメ作りの盛んな町で、コンテストは米価が下がる中、農家の生産意欲を高めようと企画されました。

商品化された2つの「あきろまん」は、いずれも町内の千代田地域で栽培されたもので、地元JAも品質の向上に力を入れています。

セレモニーにはコメの生産者も出席し、これからの抱負を語りました。

きつぎ 小笠原哲美 代表
「受賞米には付加価値をつけ、少しでも高い単価で販売できればと思います」

ファーム八重145 中森司 代表
「常に上位入賞できるよう、あきろまんの栽培方法を確立し、千代田ブランド『ちよだろまん』にしていければと思います」

コメは、来月1日から2キロ袋1080円前後で広島市のJAとれたて元気市や、県内の量販店で販売されるほか、北広島町のふるさと納税の返礼品にも使われます。

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