親と揉めているあなたへ。隠されているものを、生きているうちに暴くのが相続です。

福岡でいちばん企画書を書いてきたプランナー・中村修治さんが読者のお悩みにオモシロオカシク答えてくれます。「あー、あるある」「そっか、もうそんな感じでいっか」などなど、生きにくい日々をライトに潜り抜けるためのヒントになったりならなかったり!?ぜひ肩の力を抜いてお楽しみください!

相談者>>>>>>>>

あっ!相続の相談していいですか?
こどもから親に相続(遺産分割や借金)の対策をしっかり考えてほしい!とうまく提案する方法はないでしょうか?

遺された家族が大変なことになるんだよ!と。

<<<<<<<<ワタシの回答

“大きな借金”を親に頼んでみましょ!!

田舎の家を清算した還暦の長男だからわかるのです。大抵の親はね、生きることに必死で、お金のこととか、相続のこととか、実は、ちゃんと考えていません。先送りしてきただけなのです。

ちゃんとしていないから、相続のハナシなんか出来ないのです。ちゃんとしていたら親の方から、息子や娘に、ハナシを持ちかけますよ。ちゃんとしていないのがバレるのがイヤなのだと思います。勘繰られたくないような後めたいこともきっと隠れているのが相続なのですよ。

死んでからのことなんて縁起が悪い!
ワシをそんなに殺したいのか⁈
、、、のような親の抵抗の本質は、親としての尊厳を失ってしまう恐怖なのです。
親は、いくつになっても親でいたいのです。

だからこそ厄介なのですよ。遺された家族が困るなどという合理は、通じません。経済合理だけで相続を推し進めることが出来る親は、ホンのひと握り。相続には、親の抱える業までを相続する覚悟が必要なのです。

一筋縄では行きません。
親と闘うしかありません。
ちゃんとしてないのは、知ってるからよぉ!って戦線布告してみてください!
隠されているものを、生きているうちに暴くのが相続です。
これは、もう、侵略です。

なので「遺された家族が大変なことになるんだよ」という理屈は通じません。侵略されてしまった方がラクになる。先送りしてきたすべてを手放せる。というロジックを持って交渉しましょう。その交渉が決裂するなら、次は、税理士さんや弁護士さん等の代理人を立ててみましょう。

それでもダメなら、、、大きな爆弾を放り込みましょう!!!
子が親に、●●●万円を貸してくれ!!と頼み込むのです。
相続できる額が多いと予想されるなら数千万のお願いをしてください。
そうすると、親子で“お金”の話をしなくちゃいけなくなります。
相続なんてカッコいい話ではなく、現実的なお金の話にしちゃうのです。
それをキッカケに、先送りしてきたことを一挙解決!?
まぁ、違う問題も勃発するのですが・・・
こういう時にこそ、家族愛が確かめられるのです。
見たくなかった親の姿を見てしまうのが、相続です。
だから互いに「死」というその時まで、先送りしてしまうのが相続です。

相続とは
見たくない親を
目の当たりにすることです。

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