参政党・神谷宗幣参院議員、NHK党への徹底抗戦を宣言「党をしっかり守るため防衛していく」

参政党が15日、国会内で定例会見を開いた。党副代表兼事務局長の神谷宗幣参院議員(45)は、街頭演説会に乗り込むなどして公開討論などを迫るNHK党への対応について「これからは党をしっかり守るため防衛していく。我々は相手にしないという態度だったけども、訴訟も起こされた。それでもやめずにエスカレートしてきたので防御している」とし、これまでの完全無視から徹底抗戦へ転換した理由を説明した。

神谷氏は、NHK党が主導した元党員らからの民事訴訟が、党やボードメンバー(役員)を相手に起こされたことに触れ「我々が不当なことをしているのであれば、訴えたり警察に届けてくださいと前から申しておりました。それにも関わらず、選挙中に騒いだり『参政党はオウム真理教になるぞ』などとの怪文書を巻いたり。イベントや立候補者の目の前でスピーカーで音声を流したりする。そういったことがエスカレートしてきた」とした。

さらに「党のカラーも違うし(NHK党による)違法行為があったり、違法行為があったりするような方とのつながりも見え隠れする。『同じグループと見られるのは困るんです』とお伝えもしました。なぜ私たちが同じテーブルに着きたくないのか。それを説明をしないとどんどんエスカレートする。おもしろがってやる人もいますし、脅迫みたいなものも来た」とし、一連のNHK党関係者による行動を違法行為と断じた。

2022年の参院選から、NHK党による妨害行為があったと主張。「いわれのないことを言われたり信用毀損、名誉毀損になるようなことがずーっと続いていた。今回訴訟をなされたということを受けて、警察にも時系列に並べたものを提出した。街頭での妨害だけでなく、事務所に無理やり押しかけてきたり、つきまとったり…。やめてくださいと言ってもやめてくれない」と内容を明かした。

神谷氏は「反論するとうそだとか…こうなるから対応したくなかった。反論したら反論したで、やり返してきて争うための議論をふっかけられる。それに対応してもエンドレスで続くだけで、仲間のように見られて参政党のブランドが落ちるということは最初から分かっていた」と述べ、あくまで党を守るための専守防衛だとした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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