初心者さんでもわかる「投資信託の選ぶときの基準」とは?Vol.1

おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。

今日のテーマは、投資信託の選ぶ基準です。

「iDeCo(個人型確定拠出年金)」や「つみたてNISA」を始めるハードルのひとつは、積み立てていく投資信託を何にするかの選び方でしょう。日本で投資信託は6000本以上あるので、自分の一本を選ぶのは至難の業です。

今回は「投資信託を選ぶためのヒント」を紹介します。

初心者さんでもわかる「投資信託の選ぶ基準」とは?Vol.1

【ステップ1】組み合わせの目星をつける

まず投資信託を選ぼうとしても、どのような系統の銘柄を選択するとどれくらい運用結果がでるか見当もつかないのではないでしょうか?そのヒントになる運用事例が日本の年金にあります。

日本の年金はGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)で運用され、2001年から2022年9月末で3.38%の収益率となっています。この約3%の運用は海外株式・日本株式・海外債券・日本債券に25%ずつ積み立てた結果です。

ご自身の運用をこの内訳の投資信託で積み立てていけば、約3%の運用を目標にした組み合わせ(ポートフォリオといいます)になります。

もう少し積極的に運用したければ株の割合を多めに、もう少し安定した運用をしたければ債券の割合を多めにして微調整していきましょう。

ポートフォリオを決めたら、具体的な投資信託の銘柄を選んでいきます。

次回は自分の口座開設した金融機関でどの銘柄を選んでいくか解説していきます。

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大切な年金の運用であるためGPIFのウエブサイトはとてもわかりやすくなっています。勉強のためにもぜひ閲覧してみてください。

年金積立金管理運用独立行政法人:https://www.gpif.go.jp/

☆この連載は<毎週木曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!

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