強風のサウジも「楽しんで」 笹生優花が新キャディと2戦目

ディランキャディと2戦目(撮影/村上航)

◇欧州女子◇アラムコ・サウジレディース・インターナショナル 事前情報(15日)◇ロイヤルグリーンズG&CC(サウジアラビア)◇6295yd(パー72)

コースの印象を聞かれると、「ツアーの中でも1、2を争う風の強さ」と前回覇者のジョージア・ホール(イングランド)も苦い表情を浮かべた。開幕前日も朝から強い風が吹き荒れ、最大風速は10m/sにも及ぶほど。

海沿いの16番(撮影/村上航)

午後からプロアマに参加した笹生優花は、「月曜、火曜はこんなに強くなかった」と海沿いのホールが多いインコースをプレーした。特に影響を受けるのが、紅海からの潮風が難易度を上げる16番(パー3)からの3ホール。「風が吹けば吹くほど難しくなる」と警戒しつつ、“新参謀”と落としどころを確認しながらプレーした。

今季から、かつて米4勝のチョン・インジ(韓国)などのバッグを担いだディランキャディとタッグを組んでいる。初めてバッグを預けた1月「トーナメント・オブ・チャンピオンズ」では6位に入る好スタート。「本当に優しいですし、ゴルフをよく知っているので頼りになります」と笑顔を交わした。

強風の午後 15番でのワンショット(撮影/村上航)

中東での試合はジュニア時代に訪れたカタール以来、サウジアラビアは初めて。「今週も楽しんでプレーしたい。あとは、がまん強く」とディランキャディとともに2021年「全米女子オープン」以来の優勝を目指す。(キング・アブドラ・エコノミック・シティ/谷口愛純)

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