「タクシードライバー」コンビ 怒りと罪の意識に苦しむ孤独な男の魂描く 「カード・カウンター」公開決定

「タクシードライバー」「レイジング・ブル」の脚本などで知られるポール・シュレイダーが監督・脚本を手掛け、盟友であるマーティン・スコセッシが製作総指揮を務めた映画「カード・カウンター」が、6月16日より劇場公開されることが決まった。

「カード・カウンター」は、特殊作戦兵士として自らがアブグレイブ捕虜収容所で犯した罪に苦しみ、刑務所で服役したあとにギャンブラーとして出直そうとしている元上等兵のウィリアム・ティリッチを描いた作品。孤立と絶望を断ち切り、愛と人とのつながりを手にしても、過去に犯した行為に心がさいなまれているウィリアムは、解決するために自らの過去に向き合う。

「タクシードライバー」でロバート・デ・ニーロが演じたトラヴィスや、イーサン・ホークが怒れる神父を演じたシュレイダー監督の前作「魂のゆくえ」と同様に、本作でも怒りと罪の意識にさいなまれる孤独な男の魂が描かれる。

主人公ウィリアム・ティリッチを演じるのは、「DUNE/デューン 砂の惑星」などのオスカー・アイザック。ギャンブル・ブローカーのラ・リンダ役を、「サタデー・ナイト・ライブ」でアフリカ系アメリカ人として初めてホストを務めたティファニー・ハディッシュ、ウィリアムと疑似父子のような関係を結ぶ若者カーク役を「レディ・プレイヤー1」などのタイ・シェリダン、物語のカギとなるウィリアムの元上司ジョン・ゴード役をウィレム・デフォーが務めている。

【作品情報】
カード・カウンター
2023年6月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほかにて全国順次公開
配給:トランスフォーマー
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