確定申告 岡山でも納税者手続き 税務署が特設会場、スマホ申請も

職員らに教わりながら手続きをする納税者=岡山コンベンションセンター

 2022年分の所得税の確定申告が16日、全国一斉にスタートし、岡山市内の特設会場にも年金受給者や会社員らが手続きに訪れた。新型コロナウイルスの感染対策で入場整理券を配布しているほか、作成時間短縮のためスマートフォンで申請できるブースを設けている。

 岡山東、岡山西、西大寺、瀬戸の4税務署が岡山コンベンションセンター(北区駅元町)に合同会場を開設した。納税者は当日配布や無料通信アプリ・LINE(ライン)で事前に入手した整理券で指定された時間に入場。入り口で検温と手指消毒をした後、職員らのアドバイスを受けながら手続きを行った。

 初めてスマホで申告した会社員女性(53)=岡山市中区=は「源泉徴収票の内容を入力するだけで自動で計算され、便利で驚いた。来年からは自宅で手続きしたい」と話していた。

 確定申告は個人事業者や年収2千万円を超えたり副収入が20万円以上あったりする会社員、年金収入400万円以上の年金受給者らが対象。合同会場は3月15日までの平日に加え、2月19、26日の日曜日に利用できる。

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