【クラブセッティング速報】畑岡奈紗は14本の“スタメン総とっかえ”

畑岡奈紗はクラブを一新。ウェッジ3本はロフト角をそれぞれ2度立てている(撮影/村上航)

◇欧州女子◇アラムコ・サウジレディース・インターナショナル 事前情報◇ロイヤルグリーンズG&CC(サウジアラビア)◇6295yd(パー72)

今季の米国女子ツアー開幕戦「ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で主要クラブを変えていた畑岡奈紗は、今週の欧州女子ツアーを前にキャディバックの中身にさらに変化を加えた。

開幕戦では1Wを「ゼクシオ エックス ドライバー」から「スリクソン ZX7 Mk II ドライバー」にスイッチ。そのシャフトがフジクラの“青ベンタス”から今週は“赤ベンタスTR”(5S)に変更となった。3W「スリクソン ZX Mk II フェアウェイウッド」も、同じフジクラの「VENTUS TR RED」に。

「ドライバーは『ZX5』か『ZX7』の両方を試して、どちらにするか迷いました。『5』も打ちましたが、小ぶりな『7』のほうがターゲットに向きやすかったので、そこが決め手になりました」と畑岡。

UTはロフト違いで2本入れていた「スリクソン ZX Mk II ハイブリッド」が、ウッド型は「スリクソン ZX ハイブリッド」1本になり、代わりにアイアン型の「スリクソン ZX ユーティリティ」が入った。

アイアンも長年使い続けた「スリクソン Z785 アイアン」から「スリクソン ZX7 Mk II アイアン」にチェンジ。

「(785の)ヘッド自体は5年ぐらい使ってきました。MkIIに変えたいちばんの理由は抜けが良くなったこと。特にネック側の抜けが良くなって、硬いライでもしっかり振り抜いていけます。(系統は)すごく大きく変わったわけじゃないですけど、抜けがよくなったのは私にとって大きいです」(畑岡)

サウジアラビアで撮れたてホヤホヤの14本(撮影/村上航)

さらに大きな変化がウェッジにも。これまで50、54、58度のロフトピッチで、50度と54度は「クリーブランド 588 RTX 2.0 ウェッジ」、58度が「クリーブランド RTX4 フォージド ウェッジ」だったが、全て「クリーブランド RTX 6 ZIPCORE ウェッジ」に。

パターも、昨シーズン後半はテーラーメイドの「トラスTB2」だったが、使い慣れた「ベティナルディSS3 センターDASSプロト」に戻している。

クラブを変えないタイプの畑岡がここまでガラッと“スタメン”を入れ替えるのは珍しい。14本の大幅チェンジから、新シーズンに向けた畑岡の意気込みがうかがい知れる。

<畑岡奈紗セッティング>
ドライバー:スリクソン ZX7 Mk II ドライバー(ロフト9.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS TR RED(重さ50g台、硬さS)
フェアウェイウッド: スリクソン ZX Mk II フェアウェイウッド(3番15度)
ユーティリティ:スリクソン ZX ハイブリッド(3番19度)、スリクソン ZX ユーティリティ(4番23度)
アイアン:スリクソン ZX7 Mk II アイアン(5番~PW)
ウェッジ:クリーブランド RTX 6 ZIPCORE ウェッジ(50、54、58度)
パター:ベティナルディ SS3 センターDASSプロト
ボール:スリクソン Zスター ダイヤモンド ボール

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