松田龍平、笑って泣ける家族ドラマ「0.5の男」で実家暮らしのひきこもり男に。沖田修一と7年ぶりのタッグ

松田龍平が、WOWOWで今年の初夏に放送・配信する「連続ドラマW 0.5の男」(日時未定)で主演を務めることが分かった。さらに、監督・脚本を沖田修一氏が担当し、映画「モヒカン故郷に帰る」(2016年)以来、7年ぶりに松田とタッグを組む。

「0.5の男」は、新時代の家族の姿を温かな目線で描くホームドラマ。80代の親世代が、50代のひきこもりの子どもを抱える家庭が増えており、現在では中高年のひきこもりの人数が全国で60万人を超え、「8050問題」と言われる深刻な問題になっている。そんな時代に、実家暮らしの40歳のひきこもり男が、家の建て替えをきっかけに、妹家族と“2.5世帯住宅”に住むことに。これまで自由気ままでストレスフリーな生活を謳歌していたが、暮らしが一変。否応なしに家族のゴタゴタに巻き込まれ、外の世界に放り出され、少しずつ新しい自分になっていく。まさに、「8050問題」前夜の主人公が、親世帯と子世帯が一緒に暮らす2世帯住宅に、子世帯の単身のきょうだいが1人加わった“2.5世帯住宅”に同居するところから、物語が始まる。

松田が演じるのは、ある時期から実家にひきこもったままの40歳の主人公・立花雅治。雅治は日夜オンラインゲームに勤しみ、⺟の作り置きご飯で腹を満たし、誰にも気持ちを乱されることなく、平穏な暮らしをしている、ある意味では幸せな男。そんな雅治が、環境の変化にさらされた時に、何を思い、何を感じるのか?

松田は「ドラマ『0.5の男』でその0.5を演じました。2世帯住宅に0.5を足すと2.5世帯です。家族の形はさまざまありますが、その中でも2.5世帯の魅力がたっぷりと仕上がっています。0.5って必要?と思ったりもしますが、意外と役に立ったりもします。それぞれの思いが渦巻く2.5世帯の家族のドラマをぜひご覧ください」とアピール。

また、沖田氏は「2.5世帯のホームドラマということで、なんのことだか分からないと思いますが、要するに、2世帯の家に、もう1人、単身者がいるということです。その0.5は、家では、おできのような扱いを受け、40歳だというのに、ずっとゲームばかりして暮らしています。親がいるので安心です。ご飯もあります。1人は気楽で、ゲーム内には友達がいるし、寂しくありません。でも、そうなられる方は心配で、ひたすら祈るばかりです」と作品の設定をあらためて紹介。

加えて、「今、どこかにありそうなこの家族のドラマを、松田さんと共に撮影できる幸せを感じ、ニヤニヤしながら、撮影させていただきました。皆さまに、0.5の男を、このおかしな家族を、笑ったり泣いたりしながら、見てもらえたらうれしいです」と期待を寄せている。

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