「外すことを基本とするが強制はしない」卒業式のマスクについて宮城県と仙台市

宮城県教育委員会と仙台市教育委員会は卒業式でのマスク着用について「外すことを基本とするが、強制はしない」との指針を示しました。

宮城県の多くの小学校では、3月17日に卒業式が行われる予定です。県教育委員会と仙台市教育委員会は、卒業式に出席する児童生徒や教職員のマスクの取り扱いについて「外すことを基本とするが、強制はしない」という指針を決め、小中学校や高校、幼稚園などに通知しました。

校歌斉唱など声を出す場面では、マスクをするなどの感染対策を呼び掛けます。

保護者の出席について仙台市は1家庭につき2人までとし、マスクの着用を求めるとしました。県教育委員会はマスクの着用を求めますが、参加人数の制限は設けませんでした。

県教育委員会と仙台市教育委員会では、文部科学省が10日に示した「卒業式ではマスクを外すことを基本とする」という指針を踏まえたうえで、感染症に不安を感じる子どもや保護者に配慮したということです。

マスクの着脱によって差別や偏見が起きないよう各学校や園に対し、子どもや保護者に丁寧な説明をするよう求めています。

県教教育委員会の担当者は、学校生活の長い期間マスクを着けて生活していたが、卒業式はマスクを外し皆笑顔で学び舎を巣立ってほしいと話していました。

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