池田、山口組 特定抗争指定を延長 岡山県公安委、6月7日まで

岡山県公安委員会

 岡山県公安委員会は16日、池田組(岡山市)と山口組(神戸市)に対する特定抗争指定暴力団の指定について、効力が切れる3月8日から6月7日まで3カ月間延長すると発表した。対立抗争が終結していないと判断したため。両組への指定の延長は初めて。

 指定は暴力団対策法に基づき3カ月ごとに更新が必要。警戒区域の岡山市内では引き続き、おおむね5人以上の組員らが集まることや事務所の使用が禁止され、違反すれば警察が逮捕できる。

 兵庫、愛知、三重の各県公安委も16日、同期間の指定延長を公表。警戒区域は主要拠点がある神戸市、名古屋市、三重県桑名市。

 池田組を巡っては、昨年10月に岡山市の理髪店で男性組長が襲われた後、組長が住むマンション駐車場で発砲事件が発生。関連の施設や車が壊される事件もあり、それぞれ山口組系の組幹部ら男4人が逮捕された。

© 株式会社山陽新聞社