上越市機構改革 環境、文化観光部新設へ 自治・市民環境部は解体

 上越市が4月1日に行う機構改革の最終調整案が、16日までに分かった。
 自治・市民環境部を解体し、環境部門を独立させて「環境部」を設置する。戸籍関連の業務は総務管理部が所管する。産業観光交流部から観光部門を、企画政策部から文化振興部門を切り離して統合し、新たに「文化観光部」を設置する方針だ。
 自治・市民環境部のうち、自治部門は企画政策部に統合。同部は「総合政策部」に改称される。健康・福祉部門は、4月1日のこども家庭庁創設などを踏まえて「健康子育て部」を「子ども子育て部」とし、「福祉部」は健康・福祉部門を統合して「健康福祉部」に、それぞれ改編・改称される。
 産業観光交流部内の観光部門と企画政策部内にある文化振興課部門を統合する「文化観光部」は、中川幹太市長の公約である「通年観光」を、文化財活用とともに推し進める役割を担わせる考えだ。

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