座った姿勢で簡単ストレッチ! すぐに硬くなってしまう「股関節」をじんわり緩める方法

おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。

今回のテーマは、“股関節”のストレッチ。

寒い季節は、「外に出る機会が減る」「短い距離でも車やバス、電車を使って移動するようになる」という方も少なくないでしょう。また、外を歩くにしても冷たい空気に体が縮こまり、歩幅が狭くなってしまうという方もいるのではないでしょうか。

その結果、股関節はどんどん使われなくなってしまいます。

股関節は意識して動かさないと、すぐに硬くなってしまう関節。関節可動域が狭くなると、全身の血行が悪くなり、むくみ冷えが生じやすくなるほか、代謝も低下…。食事制限を頑張っていても、ダイエットの効果を実感しにくくなってしまうかもしれません。

そこでおすすめしたいのが、次の股関節まわりのストレッチ。

座ったままできる! 「股関節」まわりを緩めるストレッチ

ストレッチのやり方

1)左ひざを立て外側に開く。内くるぶしの上に、右の太ももを乗せる。

※ 頭頂から尾骨まで、真っすぐになるように背筋を伸ばして座ります。

2)右ひざを曲げて外側に開く。かかとを恥骨に近づける。

※ 右足の甲を左の太ももに乗せて、足の位置を整えます。

3)両手の指先を体の前につく。

※ 左右の座骨(お尻の下のほうにある尖った骨)には、均等に体重を乗せましょう。

4)【息を吐きながら】手の指先を前に歩かせていき、前屈する。

※ 股関節から折り曲げるように、前屈しましょう。手の位置や前屈の深さは、無理のないところからスタート! 呼吸を5~10回ほど繰り返します。足を組み替えたら、反対側も同様におこないましょう。

姿勢がツラい場合は、伸ばした右足の上に、左くるぶしを乗せた状態で前屈してもOK。

※ 呼吸を5~10回繰り返したら、反対側も同様におこないます。

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運動不足の影響が色濃くあらわれるのが、股関節。

ほどよい柔軟性を保てるように、ストレッチは定期的におこなうよりも習慣化するのがおすすめです。

それでは今日も、良い1日を!

☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!

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