ビートたけし初の恋愛小説「アナログ」映画化決定 二宮和也、波瑠が初共演

ビートたけしが70歳にして初めて書き上げた恋愛小説「アナログ」が、映画化されることが発表された。二宮和也が主演し、波瑠がヒロインを務める。2023年秋の公開を予定している。

「アナログ」は、ビートたけしが、デジタル化されている世界だからこそ、当たり前の「誰かを大切にする」という気持ちを書きたくなったという思いで書き上げた恋愛小説。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、「会うこと」を大切にする“アナログ”な価値観を持つ男女の恋愛を通じて、いつの時代も変わらない愛の原点である「好きな人にただ会える喜び」を、純粋に描き出している。

主人公の水島悟を演じるのは二宮和也。手作りや手書きにこだわるアナログ人間でありつつも、思いをこめた時間を相手に届けたいという信念を持つデザイナーという、実年齢に近い役柄を演じる。ヒロインを務めるのは、NHK連続テレビ小説「あさが来た」を始め、多くの作品に出演を続ける波瑠。今の時代には珍しく携帯電話を持っていない、謎めいた女性・みゆきを演じている。二宮と波瑠は初共演となる。

監督を務めるのは、「ホテルビーナス」「鳩の撃退法」などのタカハタ秀太。脚本は、「あゝ、荒野 前編・後編」「宮本から君へ」「MOTHER マザー」などの港岳彦が担当している。

二宮和也、波瑠らのコメントも公開された。コメントは以下の通り。

【コメント】

■二宮和也
現場の撮影はクリエイティブな日々で、毎日現場に向かうのが楽しい日々でした。

目まぐるしく変化する世の中ですが、いつの時代も”誰かを大切にする気持ち”の本質はとてもシンプルで変わらないのだと改めて気付かされる作品です。
コロナ禍を経たからこそ感じることができる人と会うことの温かさと喜びを、ぜひ劇場で感じていただけると幸いです。

■波瑠
脚本を読ませていただき、とても美しい物語に感動しました。今は会えなくても色々なことを共有できる世の中でとても便利なことですが、一緒にいることでこそ分かち合える喜びに鈍感になってしまったのかもと不安になります。
誰かと愛を育めることは奇跡そのものなのだと、この作品を通して実感しました。
是非、大切な人と観ていただけたら嬉しいです。

■タカハタ秀太監督
「アナログ」が出版されてすぐ、これを二宮和也さんで映画にしたい!と切に思いました。
映画化をご承諾いただけたことは幸甚の至りです。
二宮さんと波瑠さん、初共演のふたりの撮影初日を見て、まさに〈悟とみゆき〉を感じました。

原作本の帯に「愛するって、こういうことじゃないか?」とあります。
誰かを大切にする、とは何か…。
珠玉のラブストーリーを全ての世代にお届け出来ればと思います。

【作品情報】
アナログ
2023年秋 全国ロードショー
配給:アスミック・エース=東宝
(C)2023「アナログ」FP(C)2023 T.N GON Co., Ltd.

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