ギフトの展示商談会で…光る!町工場の職人技 東京ビッグサイトで開催

東京ビッグサイトで開かれている国内最大規模というギフトの展示商談会に、足立区の町工場で磨かれた技術を使った製品が集結しました。

「東京インターナショナルギフト・ショー」はお歳暮やお中元といった贈り物や生活雑貨の展示商談会です。国内外のおよそ2800社が出展する会場内には全国のえりすぐりの工芸品や時代のニーズを捉えた製品が並びます。

多くの来場者が実際に商品を体験することでその魅力を実感していました。日本の特産グルメが集まったエリアでは試食や試飲ができるということもあって多くの人でにぎわっていて、インバウンド需要も見込める日本製品の注目度の高さがうかがえました。

また、会場で目を引くのが職人たちの"匠の技”です。

足立区が区内の優れた製品や技術を認定している「足立ブランド」のブースでも、魅力を持った商品が紹介されています。町工場ならではの技術とスピード感で開発された"マスクの中に着けるインナー”は、装着することでマスクを快適に使うことができるといいます。このマスクのインナーは、高級外国車・ベンツのエンブレムの金型などを手がける町工場が製造しています。コロナ禍で本来の業務が減少したことをきっかけに、これまでのノウハウを生かして開発しました。町工場ならではの小回りの利く環境を生かし、わずか1カ月で製品化に成功したということです。五味彫刻工業所の五味修さんは「金型と成形の工場が同じ敷地にあるので、調整して不具合があれば金型を直してすぐに成形して…ということを繰り返すことができるので、われわれしかできない工程なのかなと思う」と話しています。

コロナというピンチをチャンスに変えた町工場の技術が光るギフトの展示商談会は、2月17日まで開催されます。

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