米国「今年最高の車10選」に韓国車が2台入る...しかし日本車は大挙6台

米国の影響力のある消費者専門誌「コンシューマレポート」(CR)が「2023年最高の車10選」(Best Cars of the Year:10 Top Picks of 2023)を発表した。ここに韓国車は2台が入った。日本車はどうだったのだろうか?

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16日(現地時間)、CRは消費者におすすめする今年のベストカー10台を選定し、韓国現代自動車のサンタフェ・ハイブリッドと、同じく韓国起亜自動車のテルライドをそれぞれ2列シートSUV部門および中型3列シート SUV部門で最高の車両に選定した。

サンタフェハイブリッド/HYUNDAI

CRはサンタフェ・ハイブリッドの強力で効率的なパワートレインを強みに挙げ、「ミッドサイズSUVを購入される方の多くを満足させる性能と快適性を備えている」と評価した。

続いてテルライドについてCRは、「2020年に登場した時点で3列ミッドサイズSUVのベンチマークとしての地位を確立し、以来、毎年トップピックを獲得しる」とし、「フ「洗練されたパワフルなV6エンジンに、スムーズでレスポンスの良い8速オートマチックが組み合わされている」とし、「乗り心地も良好だ」と伝えている。

テルライド/KIA

一方、日本車は今回、大挙6台が今回のベスト10に入った。トヨタのカローラハイブリッド(スモールカー部門)、トヨタのカローラクロス(サブコンパクトSUV部門)、スバルのフォレスター(スモールSUV部門)、トヨタのカムリハイブリッド(ミッドサイズセダン部門)、日産のリーフ(EV部門)、レクサスNX350h(ラグジュアリーSUV部門)が「2023年最高の車10選」に選ばれた。

カローラハイブリッドについてCRは「低価格帯モデルの可能性を拡げるローリングマスタークラスである」とし「このコンパクトセダンは、CRのテストで総合48 mpgという優れた燃費を持っており、高価なプリウスの効率に近づいている」と評価した。

カローラクロスについては「サブコンパクトSUVのカローラであることを宣言するようなネーミングで、親しみのある名称が意味する実用性、価値、美徳をすべて備えている」とし、「スマートな選択だ」と評価した。

フォレスターについては「フォレスターは10年連続でトップピックを獲得しており、このスモールSUVがいかに長期にわたって勝利の方程式に磨きをかけてきたかが分かる」とし、「。フォレスターの魅力は、確かな衝突安全性能、広い室内空間、広い荷室、優れた前方視界を実現する基本設計にある」などと評価した。

レクサスNX350h/LEXUS

カムリ ハイブリッドについては「カムリの名は、快適性、利便性、信頼性、そして価値の代名詞となっていますが、それには理由がある」とし、「どのバージョンでも、これらの重要な美点が実現されている」などと評価した。

日産リーフについては「リーフは、すべての電気自動車が高価格であるわけではないことを証明している」とし、「40kWhのバッテリーを搭載し、標準仕様の航続距離はEPA評価で149マイル、インセンティブ前でも3万ドルを下回る魅力的な価格だ」などと評価した。

レクサスNX350hについては「NXのドライビングは、クイックなステアリングと、硬くなくしっかりした乗り心地のおかげで、とても楽しいもの」であるとし、「全体として、NXは高級感あふれるインテリアと実用性でドライバーに喜ばれるラグジュアリーSUVだ」などと評価した。

CRは他にフォードのマーベリックハイブリッドとテスラのモデル3を「2023年最高の車10選」に選んでいる。

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