スキー前泊に「車中泊」が便利でお得!必要な装備とスケジュールを時系列で紹介

皆さんこんにちは、ほぼ毎週キャンプをしているサリーです。キャンプも楽しいけど、スキーもしたい!でもスキーはお金がかかるし、渋滞にもはまりたくない・・・そんな時は、車中泊で前泊することで、翌日は渋滞知らずで朝からスキーを満喫できます。今回は我が家の実際に行った車中泊×スキーのスケジュールを詳しくご紹介します。

スキー×車中泊が相性がよい3つの理由

我が家は3年前から本格的にスキーを楽しむようになったのですが、そこでネックに感じたことが2つありました。

1つ目はスキーはお金がかかること。2つ目は土曜の朝は渋滞しやすいこと。3つ目はスキーを満喫するには早起きをしなくてはならないこと。朝が弱い私には大問題。

それらを解決してくれるのがスキーの前泊に車中泊を行うことでした。なぜ車中泊がスキーと相性が良いのか、その理由を3つの観点で考えてみました。

その1 お金を節約できる

筆者撮影

我が家の住んでいる神奈川県からスキー場に行く場合、ネックになるのが移動にかかるお金です。

シーズンに1~2回ならそこまで気にしませんが、シーズンに5回ほど行く我が家にとっての往復の高速料金はかなりの出費になります。そこで高速料金の節約のために利用するのが、高速道路料金のETC深夜割です。

ETC深夜割とは、午前0時から午前4時までの間にNEXCO3社が管理する割引対象の道路を走行すれば通常料金の30%割引となる制度です。

例えば、自宅を午後22時頃に出発して24時過ぎにインターチェンジを出て、スキー場近くの車中泊スポットで仮眠をとり、朝出発するなどすればETC深夜割が適用されるので30%お得に高速道路を利用できます。平日休みの方や金曜の夜発の方はお得に利用できると思います。

またホテルに宿泊せず、車中泊することでホテル宿泊費を節約できるというメリットももちろんあります。

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車中泊が禁止のスポットもありますので注意しましょう。またキャンプ場の様にテント設営したり、屋外で調理することは禁止されていますので、マナーを守って車中泊するようにしましょう。

その2 渋滞を避けられる

土曜の朝は、首都圏からスキーに行く車で関越道や東北道が渋滞することが多いです。

車中泊をして、渋滞スポットを抜けておけば翌日は渋滞知らずでスキー場へ向かうことができます。

その3 朝ゆっくり起きられる

スキーに行く日の朝は早いです。朝が弱い私にはある意味、スキーの朝は過酷な修行と一緒です。朝5時に起きて準備して6時に出発、朝ごはんを車中で取りながら、途中で渋滞にはまり、到着したのが11時。そこから着替えてリフト券を買って・・・あれもう12時!?なんてことも。不完全燃焼で半日滑って帰宅はつらいです。

でも車中泊をスキーの前に入れることで当日の朝が快適になりました。車中泊スポットはスキー場まで1時間以内がおすすめ。

夜に車中泊スポットに到着したら後は寝床を作って寝るだけ。朝はゆっくり起きてスキーウェアに着替えて出発。渋滞知らずで9時か10時にはゲレンデにいるはず。

その結果、1日中思いっきり楽しめます。

我が家の車中泊×スキーのスケジュール

道の駅猪苗代

先日、家族4人(子供:小学生2人)で福島県の猪苗代にあるスキー場へ行ってきました。その際のスケジュールがこちらです。一つの参考例としてご覧ください。

スキー前日(金曜日)

スキー前日に出発です。

※自宅から猪苗代スキー場までは約4時間

  • 20時00分 出発 自宅で夕食とお風呂は済ませておく
  • 22時00分 SAで休憩(夜の長距離運転は疲れるので休憩は大事)
  • 24時10分 道の駅猪苗代に到着(寝床作り、寝るための身支度)

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車中泊スポットは事前にリサーチが大事!
目的地までの距離、車中泊禁止ではないか、トイレはキレイか、安全なエリアかを事前に調べて決めます。

道の駅猪苗代のトイレ・とても清潔です
  • 24時30分 就寝(子供たちは移動中も爆睡)

スキー当日(土曜日)

  • 8時00分 起床(寝床の片付け)
  • 8時30分 コンビニで朝食
朝食はコンビニ 非日常でなんだかワクワク
  • 9時00分 スキー場到着
リステルスキーファンタジア
  • 日中 スキーを満喫15時00分
  • 温泉に寄ったり、道の駅でお土産買ったりして帰宅

このように前日夜から行動することによって、深夜割引で高速料金が安くなり、渋滞もなく朝ゆっくりできるので、当日をフルで満喫できます。そして連休の場合、翌日はゆっくり自宅で過ごすことも可能なので、多少帰りが遅くなっても大丈夫です。

我が家の冬の車中泊マストな装備品

寝袋はワークマン提供品「3Mレジストスリーピングバッグ」。あまりに暖かくて追加購入したほど。

冬の車中泊は寒さ対策が大事。特に車はただの鉄の塊なので、冬はとても冷えます。我が家はハイエースバンで車中泊仕様にしていますが、FFヒーターなどの暖房器具はありません。

そんな我が家でも冬を快適に過ごす車中泊スタイルをご紹介します。

まずは車外からの冷気を遮断するため、窓にサンシェードを貼っていきます。ガラス付近の冷えは想像以上なので、これだけで外からの冷えをかなり防ぐことが出来ます。

サンシェードで冷気対策

そして真冬仕様の寝袋が必要です。我が家ではワークマンの「3Mレジストスリーピングバッグ」を使用しています。ダウンではない為、かさばりますが真冬でも温かく眠れるお気に入りの寝袋です。

他に使用するのは電気毛布、蓄電式湯たんぽになります。電気毛布は各1枚常備し、湯たんぽも状況によって使ったり使わなかったり。でも持っているだけで安心感が違います。

電気敷毛布

もちろん電気毛布を使うためにポータブル電源が必須となります。ちなみに我が家は、4人家族なので消費電力の関係から2台持ち込んで使用しています。

Jackery700と400のポータブル電源を使用しています。PRで頂いたものです。

我が家は車中泊用のベッドキットがあるので大丈夫ですが、ない方はマットレスも底冷え対策として必要かと思います。

サンシェード・真冬仕様の寝袋・ポータブル電源・電気毛布、この4つは我が家の冬の車中泊での必需品となっています。

冬の車中泊で注意すべきこと

一番注意しなければならないことはやはり一酸化炭素中毒です。エンジンをかけながら寝ると思わぬ積雪で車の排気口が塞がれ車中にガスが逆流し、一酸化炭素中毒で死亡する危険性があります。

毎年何人も命を落としています。寒いからといってエンジンをかけて寝る行為は、一酸化炭素中毒になるリスクがあることを理解しましょう。

またアイドリングしながら車中泊するのはマナー違反という側面もあります。我が家の車中泊キャンプの経験でお伝えすると、一番寒い朝方で外気温がマイナス4度、車内はマイナス2度くらいという感じでした。

エンジンを切ると途端に寒くなるので、上着を着る、毛布をかけるなどの防寒で乗り切り、さらに寒い場合は、起きてる時でも電気毛布が必要となります。目的地の天候や気温の情報収集と防寒グッズなどの準備はしっかりと行っていきましょう。

冬の車中泊の安全については、こちらの記事もぜひご覧ください。

【車中泊】冬キャンプのススメ おすすめグッズ7選&NG行動を解説 - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

車中泊でスキーをお得に楽しんじゃおう!

筆者撮影

スキーの前泊車中泊はETC深夜割引を利用してお得に、そして渋滞知らずで時間を有効的に使ってスキーを楽しめる1つの方法ではないかなと思います。

もちろんスキーだけではなく、旅やイベントでも前泊車中泊はお金や時間を有効活用できると思います。皆さんのスタイルに合わせた旅に前泊車中泊を組み入れてはいかがでしょうか。

冬の車中泊情報はこちらの記事も合わせてどうぞ。

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