エアロセンスとNTT e-Drone Technology、VTOL型ドローンのさらなる普及に向け業務提携

エアロセンスは2020年に国内のドローン業界初となるVTOL(垂直離着陸型固定翼)型ドローン「エアロボウイング」の販売を開始して以来、着実に販売実績を上げ、同機の長距離・広範囲の点検、監視等に適している特徴を生かし、山間部の砂防点検、送電線の点検、海域での監視などさまざまな運航のオペレーションも担っている。

提携の背景

エアロボウイングは発売を開始して以来2年以上経過し、多くの企業や自治体での導入および活用が進んでいるが、点検や測量等の運航ニーズの高まりにともない、自社内での運航オペレーションの体制や普及の強化が課題となっていた。

NTTイードローンは、ドローンの開発製造、運用受託などの他、法令、機体、運用方法などの知識と経験を有したドローンのオペレーションを担う人材育成にも注力を行っており、両社のドローンの社会実装を目指す目的意識も合致したことから、NTT東日本グループとの協働を通じて本提携に至ったという。

具体的な業務連携

  • エアロボウイングの運航オペレーターとして、NTTイードローンからオペレーターを運航現場に派遣し、運航のオペレーションを実施(補助要員含む)
  • 各企業や自治体等への山間部、河川等での広域にわたる点検や測量などの実施提案および普及促進活動
  • NTT東日本グループが目指す、地域活性化を目的とした農業や林業などの第一次産業分野でのドローンの運航および普及促進活動

エアロセンスはこれまで環境省や国土交通省等が実施する物流実証実験に協力した実績を持ち、2023年1月には東京23区の人口密集地(DID)での実証実験にも活用されるなど、その高い機体性能や信頼性が認められてている。

今回の業務提携を皮切りにNTTイードローンによるドローンの普及活動、オペレーションのノウハウの共有、オペレーター要員派遣などの協力を得ることで、国内のVTOL型ドローン市場をさらに開拓し、普及活動を強化することで社会実装の加速を目指すとのこと。

▶︎エアロセンス株式会社

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