【クラブセッティング速報】岩崎亜久竜がテーラーメイドと契約「“ステ2+”はいろいろできそう」

1W~PWまでの10本がテーラーメイド。残りの4本はタイトリスト(撮影/村上航)

テーラーメイドゴルフ(東京都江東区)は17日、昨年度の国内ツアー賞金ランキング3位の岩崎亜久竜と用具提供契約を結んだことを発表した。契約フリーだった昨年も同社のクラブを多く使用。今季出場した欧州ツアーの2試合は新しいセッティングで戦っている。

1Wは「ステルス プラス」から「ステルス2 プラス」(ロフト10.5度)にスイッチ。シャフトは藤倉コンポジット ベンタスブラック(70g台、硬さX)を継続して装着している。

「ステルス2になってだいぶコントロールしやすくなりました。前作はミスしたらそのまま行っちゃうときがあったので、(新しいモデルは)その点安心しています。今回のモデルはいろいろできそう」と岩崎。

3Wはこれまで「ステルス フェアウェイウッドHL」(16.5度)を愛用してきたが、同ロフトの4W「ステルス2 プラス フェアウェイウッド」に変更。ソールのウエート位置をフェース側に寄せ前重心設定にしている。

同社担当者によれば、「岩崎プロは元々球が低めなのでロフトがあるモデルを好みます。ウエートを前側にしたのは、ヘッドが後ろに垂れる動きが抑えられ、『アイアンっぽく打ちたい』という本人の希望に応えています」。こちらもシャフトはベンタスブラック(重さ80g台、硬さX)を装着。5Wも「ステルス2 プラス フェアウェイウッド」(18度)で、コースによっては「ステルスUDI」を入れる。

”ステ2プラス”はフラット設計(ライ角54度)で岩崎にとっては構えやすいとか(撮影/村上航)

アイアンは新しい「P7MC」(キャビティ)と「P7MB」(マッスル)のコンボ。昨年までは4、5IをMC、6I~PWをMBにしていたが、「ニューモデルになって球が上がりやすくなった」(岩崎)と、4Iのみキャビティバックに。

ウェッジ、パターは昨年からの継続。ウェッジは「タイトリスト ボーケイ SM9」。50、55、60度の5度ピッチで、SWはローバウンスのTグラインド(AWはロフトを1度立てている)。パターはスコッティキャメロンの「ニューポート2 SSS 340」を愛用している。

またボールをスリクソンからテーラーメイド製にスイッチした。「TP5Xだと初速が出過ぎてアプローチの出球が少し速くて。TP5の球の出方を気に入ってくれました」(前出担当者)と、ショートゲームを手助けしてくれる「TP5」をチョイスした。

岩崎もこれでタイガー・ウッズやロリー・マキロイ(北アイルランド)らと同じ“チームテーラー”の仲間入り。「いつかその名だたるトップ選手と肩を並べられるような成績を出したい」と一歩を踏み出した。

<岩崎亜久竜セッティング>
ドライバー:テーラーメイド ステルス2 プラス ドライバー(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK 7 フレックスX
フェアウェイウッド:テーラーメイド ステルス フェアウェイウッド(4番16.5度、5番18度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK 8 フレックスX
アイアン:テーラーメイド P7MC アイアン(4番)、P7MB アイアン(5番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー(X100)
ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM9 ウェッジ(50、55、60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー(S300)
パター:スコッティキャメロン ニューポート2 SSS 340
ボール:テーラーメイド TP5

ロフトは多めが好み(撮影/村上航)
可変ウエートを前側にしている(撮影/村上航)
小ぶりなマッスル。球が上がりやすくなった(撮影/村上航)
SM9がお気に入り(撮影/村上航)
サークルTスタンプ入りのツアーオンリーモデル(撮影/村上航)

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