
民間信用調査会社の帝国データバンクは17日、1月時点で旅館・ホテルの約8割が人手不足を感じているとの調査結果を発表した。パートなど非正社員については2006年5月の調査開始以来、過去最高の割合だった。飲食店も同様に人手不足感が強く、コロナ禍からの需要回復に人材確保が追い付いていない。
帝国データの担当者は「宿泊や飲食業では、感染状況によって営業や収入が左右されるとの不安から、働き手が戻りづらい」と分析している。
調査は1月18~31日に実施し、全国約1万1700社の回答を集計。旅館・ホテルの77.8%が正社員が不足していると答え、非正社員については81.1%に上った。