「逃げ得は許さない」千葉県警が放置違反金の徴収を強化

「逃げ得は許さない」千葉県警が放置違反金の徴収を強化

 逃げ得は許しません。
 千葉県警はこのほど、駐車違反の反則金の滞納者に対して徴収を強化し、2か月間で合わせて約720万円を徴収しました。

 県警によりますと、放置違反金は駐車違反をしたドライバーが反則金を納付しなかったり、ドライバーを特定できなかったりするなどした場合に、車検証の名義人に請求されるものです。

 県警は、2022年11月7日から2か月間、督促に応じずにいた滞納者746人に対して徴収を強化し、このうち389人から合わせて720万円3000円を徴収しました。

 徴収額は前の年の同じ時期と比べると、230万円あまり減少していますが、県警の担当者は「取締りの強化で駐車違反の件数自体が減っているため」としています。

 一方、徴収方法別で見てみると、最も多いのは自主納付で336人、口座などを差し押さえる強制徴収が38人となりました。

 強制徴収のうち、6件の反則金を滞納していた男性(20代)の徴収額は、合わせて6万3700円にのぼったということです。
 
 県警の担当者は「逃げ得は許さない。違反者は自主的に納付してほしい」としています。

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