G7首脳の目に触れることに期待 原爆資料館展示資料を入れ替え

広島市にある原爆資料館の展示資料が、17日から入れ替わりました。5月のG7広島サミットに訪れる首脳の目にもふれることが期待されます。

当時13歳だった大下靖子さんが縫った夏服。この服を着ていた78年前の8月6日、現在の広島市中区土橋町付近で建物疎開の作業中に被爆。救護された後、亡くなりました。戦後、両親が大切に 保管していたといいます。

今回の入れ替えで、こうした被爆資料60点、被爆者が描いた原画6点が新たに公開されています。

原爆資料館 落葉裕信主任学芸員

「遺品に向き合って、亡くなった方の姿を想像するとともに、核兵器のない世界が実現するようにどんなことができるか考えてもらえたら。」

広島市はG7広島サミットに参加する首脳に対し、原爆資料館を見学するよう要請しています。

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