イワシ埋却処分 完了 土のう約500袋分回収 処理は一段落 糸魚川市筒石海岸

 糸魚川市の筒石漁港海岸に大量に漂着したイワシについて、県は17日で埋却処分を完了したと発表した。これにより、イワシの処理は一段落した。

イワシの埋却場所。地表から約1メートルの高さまで盛土されている(17日、糸魚川市の筒石漁港海岸)

 イワシの回収量は大型土のう用袋497袋分(1袋当たり400~500キロ)で、うち埋却したのは296袋分。作業は14日から行い、海岸の一角で約4メートル掘削して大きな穴を作り、イワシを約1メートル埋却。その上に4メートル程度の土砂をかぶせた。
 埋却した場所は、県の担当者らで適宜パトロールしていく。
 埋却した以外の201袋分については、8袋分は焼却処分し、193袋分は県外の飼料会社が引き取った。
 今後再びイワシが漂着した場合は、漂着量や周辺への影響を踏まえて処分方法を検討する考え。
 イワシの大量漂着は7日に確認され、回収や処分の動向などが全国的にも注目されていた。

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