不動産売却で「失敗」 売却経験者の17.8%が回答 失敗談多数「相手のペースに」「強気で当たるべきだった」

日本トレンドリサーチはこのほど、不動産エージェントとのマッチングサービス「タクシエ(TAQSIE)」を運営する三菱地所リアルエステートサービス株式会社と共同で、不動産売却の経験がある全国の男女400人を対象に「不動産売却で失敗したこと」に関するアンケートを実施。その結果、2割近くが不動産売却で「失敗したことがある」と回答したことが明らかになった。

「不動産売却」での失敗経験を聞くと、17.8%が「ある」と回答。具体的には「市場価格より安く売ってしまった(50代・男性)」、「もっと高く売れそうだったが、相場が分からなかったので売ってしまった(60代・男性)」、「相手のペースに合わせて契約してしまった(60代・女性)」、「最終的に業者に誘導されるように価格を下げてしまった。もっと強気で当たるべきだった(60代・男性)」などの声が。全体的に「市場価値を把握できていなかった」や「相場が分からなかった」などの理由で、安く手放してしまったという失敗談が多く集まった。

続いて、不動産売却をするうえで、仲介担当者の対応など“不満だったこと”はあるかについて調査すると、23.8%が「ある」と回答。具体的な不満点を聞くと「安値で売り出した(60代・男性)」、「親身になって売却先を探してくれない(60代・男性)」、「売り手と買い手の仲介業者が同じだった。買い手側の意向で交渉してきたので金額を下げられた(50代・男性)」、「誠実に対応してくれなかった(50代・女性)」などの声が。「希望金額を下げられた」や「親身になってくれない」など、姿勢に不満が集中した。

市場価値を把握するために焦らず知識を集め、経験豊富な不動産売却の仲介担当者を頼れば、ありがちな失敗を回避できる可能性が高まる、と調査では指摘されている。

「日本トレンドリサーチ」の記事:https://trend-research.jp/16749/
タクシエ(TAQSIE):https://taqsie.jp/

(よろず~ニュース編集部)

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