今季途中からブライトンを指揮しているイタリア人のロベルト・デ・ゼルビ監督。三笘薫ら選手たちの能力を巧みに引き出しており、現在クラブはプレミアで6位と健闘を見せている。
そこで今回は、イタリア人指揮官がこれまでブレイクさせてきた選手たちを見ていきたい。
ベラト・ジムシティ
アタランタのセンターバック、ジムシティ。アルバニア系スイス人の彼は、2016年にチューリッヒからアタランタへ引き抜かれ、その後2017年にベネヴェントへローンで加入した。
シーズン途中に指揮官に就任したデ・ゼルビからの信頼は厚く、チームは最終的に降格したものの、自身にとって初めて主力としてセリエAを戦い通したシーズンとなった。
ローン先での活躍が認められ、2018年からはアタランタへ復帰。近年好成績を残しているチームでディフェンスを牽引している。
ジェレミー・ボガ
現在はアタランタでプレーしているドリブラー、ボガ。
マルセイユ出身だが、ユース時代よりチェルシーでプレー。ただトップチームではプレミアで1試合に出場したのみにとどまり、他クラブへローン移籍を繰り返していた。
そんななか2018年に完全移籍でサッスオーロへ加入し、同じシーズンから指揮を執ったデ・ゼルビの指導を受けた。
すると2年目にはセリエAで11ゴールをマークし、指揮官からは"勝てるのはメッシくらい"と評価されるほどの活躍ぶりを見せた。
マヌエル・ロカテッリ
ユヴェントスのMF、ロカテッリ。アタランタとミランのユースで育成された選手である。
ミランでは18歳ながらトップチームでスタメンに抜擢されるなど、大きな期待をかけられていた。
ただ2年目は出場機会を減らし、2018年にサッスオーロへ加入。新たに指揮官に就任したデ・ゼルビに望まれる形での移籍となった。
ここでは攻守にわたって活躍し、2年目以降はチームに欠かせない選手へと成長。イタリア代表にも選出されるようになった。
テテ
今冬にローンでレスターへと加わったブラジル人サイドアタッカー、テテ。グレミオで育成され、19歳でシャフタールへ加入したレフティーの選手だ。
2021年にデ・ゼルビが監督に就任すると、リーグでは17試合出場9ゴールとキャリアハイのペースで得点を重ねていた。
ただそのシーズンはロシアによるウクライナ侵攻を受けて国内リーグは打ち切りとなっている。
その後は特例で移籍期間外にリヨンへローン加入。今季前半はリーグ・アンで6ゴールをマークする活躍を見せていた。
ドメニコ・ベラルディ
サッスオーロのバンディエラ、ベラルディ。今季前には移籍の噂もあったが、クラブと新たに5年契約を結び、いよいよそのキャリアをサッスオーロで全うする可能性が高くなった。
かつては19歳でセリエA16ゴールをマークするなど若くして卓越した才能を発揮していた選手だが、負傷もあってやや成績を落としていた時期もあった。
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2018年からデ・ゼルビが監督に就任すると、2年目には14ゴールを挙げ、5年ぶりにセリエA二桁ゴールを達成。翌シーズンも17ゴールと、復活を遂げている。