シトロエン、人気の『ベルランゴ』にフランスを象徴するカラーで仕立てた“トリコ”を設定

 この2023年に入り待望の3列7人乗り仕様の“ロング”も追加した、シトロエンのベストセラーMPV『BERLINGO(ベルランゴ)』に、フランス国旗をモチーフとするカラーをもとに、カスタマイズを加えた特別仕様車『BERLINGO TRICO(ベルランゴ・トリコ)』が登場。2月14日より発売開始となっている。

 2020年10月の日本導入以来、シトロエンの国内販売台数の約半数を占めるなど、文字どおり屋台骨を支える人気モデルに成長したベルランゴだが、両側スライドドアをはじめ、独自の3座独立リヤシートやマルチパノラミックルーフ、独立して開閉可能なリヤガラスハッチ、多彩な収納スペースなどのユーティリティ性能が高く支持されている。

 さらに定評のある1.5リッターのクリーンディーゼルエンジン(130PS/300Nm)に、電子制御8速オートマチックトランスミッションの“EAT8”を組み合わせ、低回転からの高トルクと最新の排気浄化システムによる高い環境性能も両立。軽快で取り回しのいいドライバビリティや、シトロエンの代名詞でもある優れたサスペンションによる快適性など、全方位で高い完成度を誇っている。

 そのベルランゴに設定された今回の特別仕様車は、ベースとなる5人乗りの“SHINE(シャイン)”に準じた基本装備を持ちつつ、フランス国旗をモチーフとしたカラーテーマに沿ったカスタマイズを実施。基調色となるボディカラーには3色が用意され、それぞれにテーマを設定する。

 ブランイシと呼ばれるホワイト系のボディカラーでは、フランスの3色旗に見られるトリコロールをカラーテーマに、フロントフォグランプまわりにはブルーを、ボディサイドにあるエアバンプにはレッドのアクセントを配した。

 さらにリヤスライドドアにはブルーとレッドのワンポイントステッカーをあしらい、インテリアのフロアマットには前席用がブルー、後席用にはレッドのパイピングをアクセントとするなど、遊び心をもたせている。

基調色となるボディカラーには3色が用意され、それぞれにテーマを設定する
ブランイシと呼ばれるホワイト系のボディカラーでは、フランスの3色旗に見られるトリコロールがカラーテーマに

 一方のディープブルーには、ニューカレドニアやタヒチなどに見られる美しいラグーンをテーマに、フロントフォグランプには南洋のエメラルドラグーンを思わせる色合いを、またボディサイドのエアバンプには砂浜をイメージさせるベージュのカラーリングを施した。

 そのリヤスライドドアには、ブルーとホワイトのワンポイントステッカーをあしらい、インテリアのフロアマットには前席用がエメラルド、後席用にはベージュのパイピングが施される。

 そしておなじみのカラーとなるグレー系のグリプラチナムでは、自然豊かな南仏プロヴァンス地方に見られるプラタナスの並木がイメージされ、各所にアースカラーを採用。フロントフォグランプまわりにはライムを、ボディサイドのエアバンプにはリッチオークの紅葉を思わせる色味を加えた。

 さらに、リヤスライドドアにもライムとリッチオークのワンポイントステッカーを配し、フロアマットのパイピングには前席用がライム、後席用にはリッチオークとカラーを反復、統一した世界観が演出されている。

 この3色のうち、ブランイシを除いた2色にはペイントオプションとして6万500円(税込)が加算され、車両本体価格は420万円(税込)となっている。詳細についてはシトロエンの公式サイト(https://web.citroen.jp/berlingo-trico/)まで。

グレー系のグリプラチナムでは、自然豊かな南仏プロヴァンス地方に見られるプラタナスの並木がイメージされ、各所にアースカラーを採用する
フォグランプベゼルや、ボディサイドにあるエアバンプ、リヤドアにワンポイントを配する

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