逃走中…強盗襲撃の郵便局付近、学校校門に警官配置 登下校時に警戒、犯人どこへ 不安で迎えに来る親も

集団下校する並木小学校の児童を見守る警察官ら=17日午後3時半ごろ、川口市並木

 埼玉県川口市内で16日に発生した強盗致傷事件を受け、川口署は17日、現場付近にある小中学校の登下校時の見守り活動を行った。

 見守りの対象となったのは並木小、仲町小、飯仲小、青木北小、青木中央小、幸並中、仲町中の7校で、学校周辺で赤色灯をつけたパトカーなどが巡回警戒を行った。

 現場となった川口並木郵便局から最も近い並木小学校では同日午後3時ごろ、同署の警察官が校門に立ち、集団下校する児童を見守った。校門周辺には、わが子を心配する親の姿もみられ、事件が地域住民に与えた影響の大きさを物語った。

 自身も見守り活動に参加した同署の大野寿生活安全課長は「事件現場周辺に住む子供たちも多く、不安な思いを抱えている保護者もいる。今後もしばらくは警戒を強めて、子どもたちの安全を確保する」と話した。

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