オートレーサーとしての〝最終章〟に入った森且行

一昨年1月の落車事故からカムバックを目指して川口5日間開催に練習参加している森且行が17日、実戦的な走行練習を行ったことを各スポーツ紙が報じた。

記事によると森は、「きついですね。疲れないんだけど。やっぱり3周かな。スピードが遅くて、ついていけない。右足も左足もだけど、踏ん張りが利かなくなっちゃう」とコメント。

斡旋されている27日から3月2日までの川口開催に出場するか否かは、今節終了後に判断する意向だという。

各メディアによると、19日放送のTBS系ドキュメント番組「情熱大陸」に森が出演。事故から復帰までの模様が放送されるという。

森は1996年、アイドルグループ・SMAPを脱退し、幼少期から夢だったオートレーサーに転身。

GⅡを3度、GⅠを2度制覇し、2020年11月、最高峰グレードレース日本選手権で悲願の初優勝。

2021年1月、レース中の事故で腰椎破裂骨折・骨盤骨折の重傷を負う。両足に麻痺が残りながらも、約2年に及ぶ壮絶なリハビリを経て、地元・川口オートレース場での復帰を目指している。

「復帰とあって各メディアの注目度は高いが、おそらく、活躍するのは難しい。いずれにせよ、レーサーとしての森は〝最終章〟に突入した。引退後、おそらく芸能活動に復帰しつつ、オートレースをPRするような役割も果たすことになるのでは。いまだに元SMAPの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾とは交友があるので、3人と同じ事務所に入るのでは」(スポーツ紙デスク)

3月17日に「TBSドキュメンタリー映画祭 2023」が開幕するが、「オートレーサー森且行 約束のオーバルへ」も上演され、同作は森の5度に及ぶ大手術と約2年の壮絶なリハビリに懸命に挑む姿が映されている。同18日の舞台あいさつに森が登壇する予定だ。

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