今年も長野県上田市でTeam TKR performanceが体制発表。村瀬健琉「開幕戦からトップ争いをする自信はあります!」/全日本ロード

 Team TKR performanceがライダー村瀬健琉の地元である長野県上田市でチーム体制発表会を2月18日(土)に開催。2023年シーズンも村瀬が全日本ロードレース選手権ST1000クラスにフル参戦する。

 昨年は上田城で行ったが、今年は古民家多目的スペースの出丸邸にスズキGSX-R1000Rを持ち込み、駆けつけてくれた地元の応援者やファンと交流。上田市をベースにしている和太鼓バンドGOCOO(ゴクー)のkanaeさんが出陣太鼓のごとく迫力のパフォーマンスから始まり、昨年のレースの報告、そして2023年シーズンに向けた意気込みを語った。

和太鼓バンドGOCOOのkanaeさんと村瀬健琉(Team TKR performance)

「多くの皆さんに集まっていただき、すごく光栄ですし、いい走りをして結果を出して行きたいですね。昨年はSUGOで負った怪我で完全にリズムを崩してしまいました。鈴鹿8耐への参戦機会もいただきましたが、怪我の影響もあり、十分な走りができず悔しい思いをしました」と村瀬。

「その中でもオートポリスでは、予選4番手に着けることができました。課題は明白になってきているので、しっかり克服して2023年シーズンは開幕戦からトップ争いをしていけるようにしたいですね」

 昨年は、2戦目のSUGOで左手を複雑骨折してしまうが、ときおり光るスピードを見せシリーズランキング9位とST1000クラス2年目のシーズンでシングルゼッケンを獲得。2023年シーズンこそ表彰台を狙うと意気込む。

2023年も全日本ロードST1000に参戦する村瀬健琉(Team TKR performance)

「引き続きライダーの村瀬、メカニックの高峯光男、代表兼監督の私・高橋の“安定の3名体制”を継続します。レースウイークには、多くの方にお手伝いいただき本当に感謝しております」と高橋淳一郎代表兼監督。

「2022年は実力の片鱗を感じながらも結果につなげられませんでした。2023年は現行パッケージのラストチャレンジと思い、ライダー、チームともに今持っている力の全てを出し切って表彰台獲得を目指します」

 具体的な目標は表彰台獲得2回、シリーズランキングは5位以内というものだ。激戦が予想される全日本ロードST1000クラス。クラス3年目を迎える村瀬が地元の応援をパワーに変えてレースをかき回してくれそうだ。

村瀬健琉(Team TKR performance)、和太鼓バンドGOCOOのkanaeさん
Team TKR performanceの2023年体制発表会/全日本ロードST1000

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