唯一のボギーはショットが良すぎて 畑岡奈紗が“不運”乗り越え上位へ

「66」でトップ10入りへ(撮影/村上航)

◇欧州女子◇アラムコ・サウジレディース・インターナショナル 3日目(18日)◇ロイヤルグリーンズG&CC(サウジアラビア)◇6295yd(パー72)

5アンダー17位から出た畑岡奈紗が、「66」で回って通算11アンダー6位で最終日を迎える。「ムービングデーにしっかり伸ばせてよかった」とスコアボードを駆け上がった。

よすぎたティショットがまさかの…(撮影/村上航)

予選ラウンドとは変わった風向きを読み切り、「ピンに向かっていった回数が多かった」とチャンスを作って7バーディを量産。唯一スコアを落とした前半3番(パー3)も、ナイスショットが原因だった。

狙い通りに飛んでいったティショットが、ピンに当たってグリーン右手前までこぼれてしまった。「そこからうまく寄せきれなかった。でも本当にピンに向かっていったので、悔しいですけどショットがいい証拠」と振り返った。

パッティングも4、5mが入る入る(撮影/村上航)

予選ラウンドで伸び悩んだ要因だったパッティングも復調。14番(パー4)で上から4mのバーディパットを流し込んでトップ10に食い込むと、16番(パー3)で5mを決めて通算10アンダー。パー5の最終ホールは、4mのバーディパットが少し強めに入って左を抜けたが、返しを危なげなく決めてパーフィニッシュ。「最後を含めて悔しいホールもあったけど、今日はアグレッシブに打てている」と及第点をつけた。

ショットも好調(撮影/村上航)

3日間で自己ベストの「66」で、トップ10で残り18ホールを迎える。「きのう伸ばせなかった分トップとの差が大きいですが、ビッグスコアが出せれば上位フィニッシュもチャンスはある」と首位との7打差を追いかける。(キング・アブドラ・エコノミック・シティ/谷口愛純)

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