明治安田J2第1節第1日（18日・トランスコスモススタジアム長崎ほか＝7試合）昨季11位だったV・ファーレン長崎は昨季10位の千葉に0-1で敗れた。開幕戦の黒星はJ2に降格した2019年以降で初めて。
V長崎は本拠地がある諫早市の全小中学生を無料招待。雨の中、観客数は1万1165人で、新型コロナウイルスが流行した2020年シーズン以降で最多となった。今季から声出し応援も全面解禁され、スタジアムに声援が響いた。
試合は一進一退の展開となった。V長崎は前半12分にエジガルジュニオのパスカットからフアンマがゴールに迫り、千葉も38分に呉屋がヘディングシュートを放ったが、どちらもあと一歩でゴールならず。ロスタイムにはV長崎の安部がポスト直撃の左足シュートを打った。
スコアが動いたのは後半7分。千葉は左から右へ小刻みにつないでチャンスメークし、田口のミドルシュートのこぼれ球を最後は大卒ルーキー小森が押し込んで先制した。V長崎も布陣を変えて反撃。36分に千葉の田中が一発退場となり攻勢を強めたものの、得点できなかった。
J1から降格してきた清水は水戸とスコアレスドロー。磐田は岡山に2-3で敗れた。J3からの昇格組対決は藤枝がいわきに3-2で競り勝ってJ2初勝利を挙げた。今季は上位2チームに加えて、3～6位の参入プレーオフを制した1チームがJ1に進む。
第1節最終日は19日、各地で4試合を実施する。第2節は25、26日、各地で計11試合が行われ、V長崎は25日午後2時から静岡県藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で藤枝と対戦する。
