九州北部と四国で春一番 どちらも2021年以来2年ぶり

 きのう18日(土)夜からきょう19日(日)未明にかけて、福岡管区気象台は九州北部(山口県を含む)で「春一番」が吹いたと発表した。
 また、高松地方気象台はきょう19日(日)、太平洋側を中心に10メートルを超える風の吹いた所があるとして「春一番」が吹いたと発表した。
 どちらの地方においても、昨年は春一番の発表がなく2021年以来2年ぶりの発表となった。

 きのうから低気圧が発達しながら日本海を東に進んだため、九州北部や四国では南からの風が強まり、気温は平年より高くなった。

<きのう18日(土)午後6時からきょう19日(日)午前3時までの最大瞬間風速と最高気温>
福岡 11.1メートル 18.5℃
長崎 14.4メートル 18.5℃
佐賀 10.4メートル 15.9℃
大分 13.5メートル 19.9℃
熊本 11.8メートル 18.8℃
山口 2.6メートル 11.6℃

<きょう19日(日)午前9時までの最大瞬間風速と最高気温>
室戸岬(高知県) 24.4メートル 16.8℃
阿南市蒲生田(徳島県) 18.7メートル 17.8℃
伊方町瀬戸(愛媛県) 15.8メートル 15.3℃
高松 4.4メートル 9.4℃

 なお、九州北部や四国では、強風と波浪注意報の発表されている所が多くなっているため、強風や高波などに注意が必要だ。

春一番について

 春一番は、立春から春分の間に低気圧が日本海を進み、暖かな南風が強く吹き、前日より気温が上昇した最初の日に発表される。
 気象庁では、九州から関東にかけて春一番の発表をするが、基準を満たさず発表されない年もある。

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