20日(月)にかけて、日本付近は強い冬型の気圧配置になる見込み。このため、日本海側では広い範囲で雪が降り、大雪やふぶきに注意が必要。太平洋側でも北寄りの風が強く、風冷えとなりそうだ。
短い時間での大雪に注意を
20日にかけて、日本付近は西に高気圧、東に低気圧という西高東低、冬型の気圧配置となりそうだ。日本付近にかかる等圧線の数も混み合い、「強い冬型」になる見込み。また、上空には強い寒気も流れ込むため、日本海側では夜にかけて雪の範囲が広がり、山陰など西日本にも雪雲がかかる見通し。
特に、北陸や長野北部周辺、北海道では太平洋側でも局地的に雪が強まる所もある見込みで、短い時間で多くの雪が降り積もるおそれがある。新たな雪によるなだれなどに注意が必要。また、風が強いため、ふぶきによって見通しが悪くなるおそれもある。車の運転などにも注意が必要だ。
朝よりも夜の方が寒い傾向
太平洋側では晴れ間の出る所が多いものの、冷たい風が強まり、空気は冷えそうだ。朝から昼間にかけてはそれほど寒さを感じられない所でも、夜にかけては冬の空気に入れ替わり、朝よりも夜の方が寒くなる傾向。夜の寒さに備えて、暖かい服装を選んだ方が良さそうだ。
(気象予報士・佐々木聡美)