ロブ・マーシャル監督、あの大作主演女優にベタ惚れ「大好きだ」

ロブ・マーシャル監督(62)は、映画版『シカゴ』をいま製作するならロキシー・ハート役には『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーンを起用するそうだ。『シカゴ』は殺人を犯し刑務所に収容されながらスターの道を駆け上る女性2人をキャサリン・ゼタ=ジョーンズとレネー・ゼルウィガーが演じた2002年公開のアカデミー賞を受賞作。ロブはレネーを有名にしたロキシー役をエマに演じさせたいという。

「エマ・ストーンが大好きだ。ブロードウェイの『キャバレー』の舞台で一緒に仕事をしたことがあって、すぐにロキシー役はエマのものになるんじゃないかと思う。彼女なら、その弱さを演じられる気がする。レネーやシャーリー・マクレーンのように、真に弱い役者を見つけるのは、実は簡単なことじゃない」

「エマは繊細な性格だけど、作品の中で凶暴になったり攻撃的になったり、また元に戻ったりする。名声のアップダウンを描いた作品だから、エマが頭に浮かんだんだ」

2014年にブロードウェイで大ヒットした『イントゥ・ザ・ウッズ』のディズニー映画化作品や、1999年にキャシー・ベイツが出演した『アニー』のテレビ版のリメイク、最近ではハル・ベイリー出演の実写版『リトルマーメイド』の監督も務めているロブ。『シカゴ』を担当した当時はミュージカルの映画化自体が珍しかったと振り返り、もう1人の女性主人公を再度キャスティングするのは難しいかもしれないと、コライダー誌に続けた。

「ヴェルマは難しい役で、キラーダンサーでないといけない。何人か素晴らしい俳優がいるんだ。きっといい人が見つかる。実写版ミュージカルの復活だね。当時はミュージカルをするのはとても珍しいことだった。アニメのミュージカル化はあっても、現実の人間の歌声を聴きたい人はいなかった。その後、多くのミュージカルが生まれ、現在はさらに多くなってたくさんの人が映画の中で歌い踊っている」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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