2023年の日産モータースポーツファンイベントがオンラインで開催。シーズン開幕に向け意気込み

 2月19日、日産自動車/日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)が『2023日産モータースポーツファンイベント』をオンラインで開催した。

 ニッサン/NMCは例年ファンのために、その年のレースに参戦するチーム監督やドライバーを集め、意気込みなどをお披露目するファンイベントを開幕前に行っているが、近年は新型コロナウイルスの影響などもありオンラインで開催されている。

 2023年のイベントでは冒頭、日産自動車のアシュワニ・グプタCOOからファンに向けて、今季も「勝利を目指して戦う」というメッセージが届けられたほか、NMCの片桐隆夫CEOが登壇し、改めて2023年のニッサンモータースポーツ活動の説明が行われた。

 片桐CEOは最後に「今年もレース・トゥ・ウインの精神で常に勝利を目指してチャレンジしていきます。今シーズンもファンのみなさんがワクワクできるようなレースをお見せできるよう、参加するすべてのカテゴリーに全力で取り組んで参ります。今シーズンもみなさまの応援とご支援をどうぞよろしくお願いいたします」と意気込んだ。なお、シーズン終了後の『ニスモフェスティバル』は「今年も開催する予定」としている。

 その後はスーパーGT GT500、GT300、ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Powered by Hankookに挑むドライバーならびに監督が一同に登壇。代表して日産系チーム松村基宏総監督が2022年シーズンの応援に感謝するとともに「今季は全チームが優勝を飾りながら、最終戦でチャンピオンを争うようなレースを展開していきたいと思います。チーム全員が一丸になってワクワクするレースをしていきますので、応援とご声援をお願いいたします」と語った。

 また、ニッサン系ドライバーを代表して松田次生が「今シーズンもこの場にいるチームとドライバーが切磋琢磨をして連覇を達成できるように頑張っていきたいです。今シーズンもサーキットで僕たちの熱い走りをぜひ応援してください!」と挨拶を行った。

 イベントはここで第一部が終了し、第二部に移る。まずはABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦するニッサン・フォーミュラEチームから、ノルマン・ナトとサッシャ・フェネストラズが登場し、フォーミュラEのレースやマシンについての解説が行われた。

 その次は『カスタマーレーシングプログラムトークショー』と題されたトークショーが実施され、スーパーGT GT300、スーパー耐久に参戦するチームのドライバーや監督による軽快なトークが繰り広げられた。

 イベントの最後を飾るのはスーパーGT GT500参戦ドライバーと監督による『GT500クラストークショー』だ。こちらには2023年から『MARELLI IMPUL Z』の車名でGT500に参戦するTEAM IMPULのメンバーが左胸に“MARELLI”のロゴをつけた白いウエアで登場した。

 そんなTEAM IMPULは今季から体制も変更し、星野一樹が監督に就任する。この体制変更について一樹監督は、「昨年とやることは変わりません。昨年は試行錯誤しながら自分の役割を行いました。今年も錚々たるメンバーのなかで自分が“監督”になることは恐縮ですが、昨年とおなじような活動ができればいいなと思っています」と監督初年度に向けて意気込んだ。

 そして長年親しまれたカルソニックからマレリへの変更については「マレリに変わりますが、自分たちの精神は、もちろんカルソニックIMPULという魂を持って走ります。寂しい気持ちもありますが、自分たちの魂は変わりませんので、その魂で頑張っていきたいです」とコメントした。

 トークショーではそのほかにも、KONDO RACINGの近藤真彦監督が「打倒TEAM IMPUL!」を宣言するなど盛り上がりをみせ、最後には再び松村総監督が「今年もどのチームが勝ってもおかしくない布陣を揃えてきました。全チームが全力で戦っていきますので、応援をよろしくお願いいたします!」と挨拶を行い、イベントは幕を閉じた。

 なお、イベントのライブ配信ページはアーカイブでも残されているので、当日に観戦することができなかった方は日産自動車公式YouTubeチャンネルおよび以下のURLからチェックをお忘れなく。

2023日産モータースポーツファンイベント

URL:https://www.youtube.com/watch?v=kixfzoX6Oag

© 株式会社三栄