ファンケル商品パッケージ、桐蔭学園高の生徒がデザイン カラフルに個性表現

商品発表会を行った桐蔭学園高校の生徒ら=19日、ファンケル銀座スクエア

 ファンケル(横浜市中区)は、桐蔭学園高校(同市青葉区)の生徒がパッケージデザインした「マイルドクレンジングオイル」と「ピュアモイスト泡洗顔料」を発売した。持続可能な開発目標(SDGs)の達成がデザインのテーマで、若いアイデアがふんだんに盛り込まれている。19日の商品発表会には生徒らも参加し、「年代や性別にかかわらず、多くの人の手に届いてほしい」と呼びかけた。

 今回の試みは、同社がSDGsの理解促進を目的に2021年から展開している「ファンケル神奈川SDGs講座」の一環。公募で集まった1年生20人が昨年7月から講座を受講し、パッケージデザインや同社のプラスチック容器回収プログラムのPR動画作成などに取り組んだ。

 パッケージは、持続可能な調達、多様性、ジェンダー平等、海の豊かさ─といったSDGsの目標をイメージしたイラストなどが色彩豊かに描かれている。同校の三崎莉愛さん(16)は「カラフルなデザインで人それぞれの個性を表現した」と思いを語った。

 マイルドクレンジングオイル(120ミリリットル)は1870円、ピュアモイスト泡洗顔料(150ミリリットル)は1320円で、ともに数量限定で通信販売と直営店舗で取り扱われる。また、PR動画は一部の直営店舗で放映中。

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