財政状況の悪化を食い止めるために政治の道へ!千葉市議会議員 白鳥誠さんインタビュー(PR)

千葉市の市議会議員として活動する、白鳥誠(しらとり・まこと)さん。2007年に初当選し、現在4期目を迎えています。白鳥さんは千葉市議会議員として活動する前から、政治に対する「モノの見方」や「考え方」を学んできた、勉強家です。

そんな白鳥さんに、現在の千葉市が抱える課題や「課題解決のために、どのような政策を行うべきなのか?」を伺いました。

千葉市の財政状況を、私が改善させなければ!

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

なぜ政治家を目指されたのでしょうか?

白鳥誠さん(以下、白鳥氏):

千葉市の財政状況を「私がなんとかしなければならない!」と思ったからです。私が市議会議員に挑戦した16年前は、大都市なのに財政状況が悪かったです。なんと当時の借金の割合は、全国でワースト2でした。

しかし千葉市の財政状況について、声をあげている人は誰もいませんでした。そのため「千葉市の財政状況が悪いことを市民に理解してもらい、一刻も早く協力を得る必要がある!」と思ったのです。

編集部:

白鳥さんは百貨店で働いていたそうですが、なぜ千葉市の財政状況悪化に気付いたのでしょうか?

白鳥氏:

千葉市が、千葉を走るモノレールの増設を検討していると知ったのがきっかけです。千葉市のモノレールを2km伸ばすのに、200億円かかると知りました。そこから千葉市の財政状況を調べると、モノレールの増設どころではないような財政状況だったのです。

私はその時、千葉市も夕張市のように財政破綻する可能性が十分にあると感じました。財政破綻すると、公共施設の閉鎖に繋がる場合もあります。すると人口が減少し「このままだと千葉市は衰退してしまう」と直感しました。

私の強みは、住民の視点でフットワーク軽く動けることです!

編集部:

千葉市の財政状況悪化に対して、白鳥さんはどのように活動しましたか?

白鳥氏:

住民の視点に立って、フットワーク軽く動きました。千葉市議会議員になってすぐ、私から市長に「財政非常事態宣言を出すべきだ!」と言いました。当時の市長には動いてもらえませんでしたが、市長が変わって、話し合いを持ちかけたことで、最終的には財政非常事態宣言を出すことになったのです。

編集部:

財政非常事態宣言を出すことで、状況は変わりましたか?

白鳥氏:

危機的な状況は脱せました。市民に、千葉市の財政状況を理解してもらうことへと繋がったからです。市民の協力もあり、支出をできるだけ抑えた結果、状況は改善へ向かうこととなりました。財政状況が改善したため、現在は財政非常事態宣言を取り下げています。

縦割り行政を改革し、市民の声が届きやすい千葉市へ

編集部:

現在4期目を迎えた白鳥さんが、今までに行った政策を1つ教えてください。

白鳥氏:

区役所の機能権限強化です。1つ例をあげると、5年ほど前から地域担当職員という市の窓口を担う人が、区役所に置かれました。今までは市民が困りごとを区役所に相談しても、相談内容によっていくつかの部署をたらい回しにされていたのです。よって、市民の声が千葉市に届きにくい状況でした。

地域担当職員は、市民の声を総合的にまとめます。そのため地域担当職員が設置された現在は、困りごとや気付いたことを市民が地域担当職員だけに相談すれば良いです。

よって、地域担当職員の設置は縦割り行政の改革に直結します。市民が区役所に意見を言えば、すぐに反映できる仕組みができつつあるのです。今後、さらに地域担当職員の職務の精度を高めていく必要がありますが、地域担当職員・区役所の権限強化については、今後も政策の中に取り入れていきたいと考えております。

歴史上の人物から、政治家としての考え方やモノの見方を勉強した

編集部:

百貨店に勤めながら、政治家としての考え方や行動はどこで勉強していましたか?

白鳥氏:

歴史小説を参考にしていました。社会人になった頃から読み出して、歴史上の人物の「考え方」や「モノの見方」を勉強しています。特に城山三郎さんが書いた『雄気堂々』は大好きです。『雄気堂々』の主人公である渋沢栄一の行動や思考は、政治の世界においても参考になりました。

農業で地域経済活性化の糸口をつかむ

編集部:

白鳥さんが考える、千葉市の課題や問題点を教えてください。

白鳥氏:

地域経済を活性化しなければいけないと思っています。全国的に、人口の減少が顕著です。人口が減少すると、税収が伸び悩みます。税収の伸び悩みが進むと、以下のような問題に繋がるでしょう。

・道路整備がなされない・教育環境が整わない・公共サービスに対する不満の発生 等々

人口減少を食い止めるのは難しいですが、政策を施さないと千葉市の現状は維持できないです。そこで、地域経済を活性化させるための政策を考えています。

編集部:

地域経済を活性化させるために、どのような政策を考えているのでしょうか?

白鳥氏:

千葉市の魅力は、首都東京に近い大都市でありながら、豊かな自然を持つ田舎を併せ持った都田舎であることと思います。

まずは、農業を活性化させたいと考えています。千葉市に移り住んできた人は、自然の豊かさを気に入った人が多いです。千葉市の景観を綺麗に維持しているのは、実は農家の方の影響があります。山を整備したり農地を耕してくれるおかげで、美しい景色に繋がっているのです。農業を活性化させて景観が綺麗になれば、人口の増加にも繋がります。

編集部:

千葉市の農業を活性化させられる見込みはありますか?

白鳥氏:

あります。千葉市は、農業振興地域が東京や近郊の政令市よりも多いです。そのため農業を儲かる商売にすれば、農家が増えて農業は活性化します。

農家の方が千葉市の荒廃農地(作物の栽培が不可能となっている農地)を整備してくれれば、自然が増えて人が集まるので、地域経済の更なる活性化にも繋がるはずです。農業を儲かる商売にするのは簡単ではありませんが、ブランド化や直売場を増やす取り組みを進めていきます。

地震や台風から命を守る災害対策を

編集部:

農業の活性化以外にも政策を考えていますか?

白鳥氏:

災害への対策を進めていきたいと考えています。千葉市は、巨大地震が発生しやすいと言われている地域です。さらに3年前には、台風による被害で死者も出ています。今のまま災害に遭えば、大きな被害を受けるでしょう。

そのため、まずは住民への意識付けを行っていきます。災害発生時から最低3日分の水や食料を備えておいたり、電話が止まった時にどうやって連絡を取り合うのかを、家族で事前に相談してもらえるようにしたいです。災害が起きた時に落ち着いて対応できれば、2次災害を防止できる可能性が上がります。

編集部:

千葉市として、災害への対応はどのように進めていく予定でしょうか?

白鳥氏:

地域ごとに、細かく災害対応できるようにしていきます。避難場所や食料の供給場所など、災害時の対応方法は地域ごとに定めておきたいです。また、ハザードマップの精度を地域ごとに高めます。自分の住んでいる地域で起こりうる災害を確認し、各家庭で対応する災害対策をしてもらうのが狙いです。

将来的に千葉市民が暮らしやすいような活動を!

編集部:

最後に伝えたいことはありますか?

白鳥氏

市民満足度を高めるためには、福祉や教育・子育て環境の充実といったことも重要です。

また、私は長い目で見て、千葉市を良い方向に進めていけるようにしていきたいです。たとえば、ずっと以前から将来的に人口減少するとわかっていたのに「まだ先のことだから」と先送りしていたため、いま大きな問題となっています。

私は千葉市議会議員として、4期目・16年の経験をもとに、やるべきことをしっかり見極めていきます。目の前の問題を解決するだけでなく、将来的に千葉市で暮らす人が困らないように活動していきたいです。

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