「子ども、子ども、そして子ども。子どもの未来は、私たちの未来」シングルファザー、表現者、経営者の目線で市の持続可能性を描く|田中とおる氏インタビュー(PR)

「子どもの未来。それは私たち、大人たちの未来を意味します。子どもの笑顔が溢れる社会は、私たち大人も笑顔になれる社会です」――我が子をシングルファザーとして守り、様々な経験を経て、現在は創業45年の子どものための図画工作教室『海賊船』の理事長としても活動する田中とおるさんはこう語ります。

子どもに寄り添い続けた田中さんの経験を市政に活かした時、日進市はどのように変化していくのでしょうか、お話を伺いました。

「誰一人取り残さないまち日進へ」

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

田中さんは、「誰一人取り残さないまち日進へ」とのメッセージを掲げています。どのような思いが込められていますか?

田中とおる氏(以下、田中氏)

交通事故による障がいで寝たきりを余儀なくされる期間がありました。その実体験から、年代、性別に関わらず、特に弱者の声に耳を傾けることの大切さを知りました。長期の入院生活は、自らの足で歩け、自らの手で何でもできた時には気づけなかった様々なことを気づかせてくれました。

人は本当に助けてほしい時にはSOSがなかなか出せないものだということが分かったのです。私は日進市に住むすべての人が「助けて!」とすぐに言える、『誰一人取り残されることないまち』を創りたいのです。

編集部:

「誰一人取り残さないまち」の具体例はありますか?

田中氏:

日進市は、車がないと生活しづらいまちになってしまいました。例えば、くるりんばす(公共交通)の課題ですね。効率的な乗車率を重視するあまり、現在のくるりんばすの路線は必ずしも必要な人に寄り添えているとは言い切れません。免許を返納してしまったお年寄り、社会や教育との接点を公共交通に頼る障がい者、子どもを抱えながら、お米や水を運ばなくてはならない女性などからは「残念だけど使いづらい」という声が多く聞かれます。

まずは、こうした声が十分に伝わるまちにならなくてはいけません。誰一人取り残さないまちは、「すべての市民の声を迅速に集めることのできるまち」でもあります。

変えること・守ることの『バランス』こそが発展には必要

編集部:

議会や行政に関してはどのようにお考えでしょうか?

田中氏:

子どもの視点で見てみれば、今変えなくてはならないことと、守らなければならないことが見えてきます。教育、産業、福祉、これらは前例にとらわれることなく改革が必要ですが、

自然、伝統、文化、芸術は守り続けなくてはなりません。私は、変えることと、守ることのバランスを取ることで、能動的で持続可能な未来が創造できると考えています。

編集部:

持続可能な日進市の未来とは?

田中氏:

片道切符な経済発展には警鐘が鳴らされている現在ですが、経済活動の停滞は、貧困や、教育・福祉の不平等を招いてしまいます。子どもたちの未来に向けて経済活動を常に活性化させるためには、共創と共感で創られる循環型の成長が必要となります。

今こそ『リ・スタート』が必要です、何より子ども達のために。

編集部:

『リ・スタート』とおっしゃいましたが、それはどんなことを意味するのですか

田中さん:

まずは市民へ説明を徹底的に行い、その上で丁寧に意見を求める関係性、つまり「絆」を再構築する必要があると思います。

現在、日進市は都市郊外型の「道の駅」を造ろうとしていますが、造るか造らないの判断のためには“中身が何であるか”が重要です。今からでも本当に市民が求める内容とするために創造的なアイデアをもっと市民から募らないといけません。例えば、自然、収穫、食、音楽、アートそして成長の悦びに溢れる『パーク&ファーム』とするなど、他の地域を模倣しない日進市らしさ溢れる場にしたいと思います。

自身の多彩な経験をまちづくりのさまざまな場面に生かしたい

編集部:

田中さんは、子どもの頃から俳優や舞台、体操のお兄さんとしてのご経験をお持ちです。
具体的には、どの様な活動でしたか

田中氏:

NHKのドラマ「中学生日記」への出演がきっかけで、テレビの世界に入りました。その後、テレビドラマや舞台への出演、大学在学中に朝の情報番組で体操のお兄さんを務めていたこともあります。

大学卒業後、「劇団俳優座」への所属のため、上京し俳優として生活をしていました。

交通事故で障害を負ってからは、制作の仕事を続けています。

編集部:

また、子どものための図画工作教室を運営するNPO法人「海賊船」理事長としての活動もしておられます。教育について、どのような課題意識を抱えていらっしゃいますか?

田中氏:

とにかく先生方が忙しすぎます。それでは豊かな教育を子どもたちに提供できません。私たちの大切な子どもを預かる教員・保育士が、ゆとりと教育者としての誇りを持てるように、まずは市費で行える待遇改善を訴えます。また、近隣のみよし市では実現されている「大学生・高校生への給付型奨学金」の新設で教育の平等、そして待機児童の解消と給食の無償化を実現したいのです。

編集部:

これらのご経験は、政治家としての活動にどのように生かせるとお考えですか。

田中氏:

俳優をはじめとする芸能活動で身につけたことは、人に共感する想像力です。つまりそれは、相手の立場に立って考えられる力とも言えます。市民の皆さんが持つ様々なニーズに対して、どのような思いを持ち、何に困っているかを当事者の目線で考えること、とことんその人の気持ちや状況を考えることは、役作りの作業に通じます

また『海賊船』の前理事長から受け継ぎ、今も子どもたちに伝える理念は、図画工作は手段であり、その本質は自ら考え、自ら道を切り開く『生きる力』を養うことです。先の見えない時代、お子さんの将来も含めご不安な方々が多いでしょう。子どもたちが主体性を養う環境づくりのため、私はアイデアを振り絞り、市政において安心で安全な未来を提案し、創造します

ITは道具。使い方に詳しい人が参画すれば、導入が加速する

編集部:

IT企業の経営者でもある田中さんですが、そのスキルをどのように市政に活かせるとお考えですか?

田中氏:

まずは、苦手な人をサポートすることが、何よりI T推進における底上げとなります。行政でそれが進まないのは、得意な人が活用されていないことに尽きるでしょう。

インターネットは生活者のライフラインであるにも関わらず、公共施設ではWi-Fiの環境の案内などがとても不親切です。自信を持って案内できる職員が不足していますし、電源の使用ルールも曖昧です。これらが整備されることにより、学生の学びの環境、リモートワーカーの働き方改革、そして災害時における備えも安心な、人と情報が繋がるまちを創りたいと考えています。

編集部:

人と情報を繋ぐとおっしゃいましたが、I Tは議会と市民をどういった関係へと導くのでしょうか?

田中氏:

例えば、現在日進市のH Pで見ることができる議会中継ですが、あまり身近に感じられません。その存在すら知らない人がほとんどなのではないでしょうか。日進市には未来を担う若者がたくさんいます。私は彼らに議会の生の様子を見てもらい、私が悩み、そして解決を見出すまでの様子を見てもらうために、YouTubeチャンネルなどを活用した、オープンな市政を創ります。それは予算をかけなくても簡単にできることなのです。また先に述べましたが「市民の声を迅速に集めること」には、IT技術が必須であります。

編集部:

教育とITについてはいかがでしょう。

田中氏:

準備のないITの導入により、教育現場が疲弊したのが一番の問題だと思っています。例えば、先生のITスキル、こちらは専門性のある担当教員を配属することで、教科担任の先生はその教科授業の準備に専念できる環境をつくることが必要です。もう一つは、家庭内におけるI Tリテラシーや環境の不平等による教育の格差の是正です。ITを上手く活用した本質的な教育を子ども達に平等に提供できるのです。

音楽のまち日進市として

編集部:

音楽家としての顔もお持ちの田中さん、日進市が掲げている「音楽のまち」についてどう思われますか?

田中氏:

芸術は、ゼロから創造できる日進市の特産物となる可能性があります。市民活動の中では音楽活動がとても盛んで、いろいろな音楽のグループも活動しています。彼らに表現の場を提供することで、日進市はより明るく豊かなまちとして輝き始めると思っています。

編集部:

どんなことが必要でしょうか?

田中氏:

プロとして様々なステージを体験してきた一人として、音楽が溢れるまちに必要なことは、歌いたい人が歌いたい時に、奏でたい人が奏でたい時に、自由に表現できる「場」があれば良いと思うのです。市民がそこに集う『音楽のまち』をご一緒に創りませんか?

予定されている道の駅などでも、簡単な手続きだけで、自由にライブやコンサートができるようなステージができたら素敵ですよね。私は一年を通して、音楽が楽しめるまちを創りたいのです。

子どもの未来は、私たちの未来。子どもの笑顔は、私たちの笑顔。

編集部:

最後に、日進市民の方々にメッセージをお願いします。

田中氏:

日進市が未来に向けてやらなくてはならないことがあるとしたらそれは、『子ども、子ども、そして子ども。』です。なぜなら、子どもの未来、それは私たちの未来だからです!

子どもには、みんな違うものさしがあります。未来にも同じように多様なものさしがあるのです。誰のための政治なのか、それは未来のため。私の考える『子ども』とは未来を意味します。私は、それぞれの立場に寄り添い、未来の声を聴くことで誰一人取り残さない持続可能な未来を創りたいのです。主義主張は違っても皆さんの願いも同じであるはず。

田中とおるは『続くといいな』を創ります!

【田中とおる氏のプロフィールページはこちら

© 選挙ドットコム株式会社