不要品回収、販売 収益を食堂に 女性経営者ら活動

不要品を回収して販売し、子ども食堂などへの支援につなげているMGEのメンバーら

 宮崎市や国富町の若手女性経営者グループ「MGE」(藤原まどか代表)は、子ども食堂などの支援活動に取り組んでいる。使わなくなった衣服などを集めて販売して売り上げを寄付しており、「不要品を手放しやすい機会となり、安く買えた人もハッピーになれる。幸せを循環させたい」と意気込んでいる。
 同グループは20~40代の12人で構成。交流目的に発足したが、フリーマーケットへの出店経験が多いメンバーもいることから、活動を決めたという。
 「1∞(ワンハンドレッド)プロジェクト」と題した活動では、経営者として人脈を活用しバッグや服などを回収し、フリーマーケットなどで販売。金額は一律100円とし、23日には同町の萬福寺で開かれるイベントへの出展を予定している。これに先駆け、同寺で子ども食堂を運営する「まんぷくふくくる委員会」には、過去の売り上げで購入したトイレットペーパー12セットを寄贈した。
 同グループは今後、動物愛護団体などへの寄付も計画。藤原代表は「共に活動するメンバーも集めていきたい」と話している。

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