ガーシー議員への懲罰どうなる?ガーシー氏・NHK党の最新の動きも解説!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年2月21日に公開された動画のテーマは……ガーシー議員への懲罰どうなるの?

ゲストに選挙プランナーの松田馨氏をお招きし、ガーシー氏の国会欠席をめぐる最近の動きについて語っていただきました。

ガーシー氏の処分内容は?NHK党はどうする?

【このトピックのポイント】
・ガーシー氏への処分「議場での陳謝」で大筋合意。従わなければさらに重い懲罰の可能性も
・ガーシー氏参議院に質問主意書を提出。国会議員として実績作りが狙いか
・NHK党立花党首、ガーシー氏除名なら4位で堀江貴文氏秘書の斉藤氏を繰り上げ当選へ調整

ガーシー議員への懲罰「議場での陳謝」で自民・立憲が大筋合意

2022年の参院選に当選後、国会への欠席を続け物議を醸しているNHK党のガーシー氏。その処分をめぐって自民党と立憲民主党は「議場での陳謝」とすることで大筋で合意しました。

処分内容については、これまで最も重い除名を含めた厳しい処分を求める声がある一方、慎重に対応するべきといった声も上がっていました。

ガーシー氏の処分に対する議論のポイントとして松田氏は「選挙に当選することの重さ」を指摘します。

慎重論の背景について「主権者である国民が選んだ議員の身分や任期を最大限守るべきだという考え方がある」と解説しました。

今回与野党が合意に至った「議場での陳謝」とは4段階ある処分のうち3番目に重いもので、簡単に言えば非を認めて議場で謝罪文を読み上げることです。

官野氏「ガーシー氏はこれに従いますかね?」

松田氏「従わないんじゃないですかね?」

ガーシー氏が決定した処分内容に従わなかった場合、さらに重い懲罰が課される可能性もあります。

ガーシー氏への処分をめぐる動きに、引き続き注目が集まりそうです。

ガーシー氏が「コラボ」経理問題で初の質問主意書を提出

ガーシー氏に対する処分が注目を集める一方、ガーシー氏自身も新たな動きを見せています。

2月8日にガーシー氏は参議院に質問主意書を提出。東京都が若年女性支援事業を委託した一般社団法人Colabo(コラボ)の不適切な経費計上問題について政府見解をただしました。

質問主意書とは、全ての国会議員に認められた権利で国会に文書で質問することができるというものです。

ガーシー氏が質問主意書を提出した意図として「国会議員としての実績作り」と松田氏は解説しました。

松田氏「ガーシー氏は国会欠席が問題とされているが、本人は国会に出席するだけが議員の仕事ではないと考えている。質問主意書を使って自分は議員として活動しているという実績作りとアピールしていく狙いがあると思います」

NHK党 ガーシー氏除名なら4位の斉藤健一郎氏を繰り上げ当選へ

NHK党の立花氏は2月17日に党の定例会見で、ガーシー氏が除名になった場合に比例代表で4位だった副党首の斉藤健一郎氏を繰り上げ当選者とするよう調整する考えを明らかにしました。

2位の山本太郎氏、3位の黒川敦彦氏は会見場に同席し、立花氏はその場で2人から了解を得たとのことです。

参院選の比例代表では、有権者は政党名か候補者名のいずれかで投票し、2つの票の合計で政党ごとに議席数が割り振られます。さらに個人の得票数に応じて当選順位が決まり、1位から順に議席を獲得することになります。

NHK党は2022年の参院選で1議席を獲得し、28万7,715票を獲得したガーシー氏が1位で当選を果たしました。

ガーシー氏が除名になれば、本来は5万3,351票を獲得した2位の山本氏が当選するところを立花氏が3位の黒川氏を含め調整したということです。

4位の斉藤氏は堀江貴文氏の秘書を務めており、党にとって重要人物である堀江貴文氏に近い斉藤氏に国会に行ってほしいというのが立花氏の意図としてあるようです。

動画本編はこちら!

ガーシー氏の処分をめぐる参議院、ガーシー氏、NHK党の動きをまとめて解説!

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