ガーシー氏「議場での陳謝」参院で可決 拒否なら3月上旬除名へ

参院は22日、本会議で、国会に一度も登院していないNHK党のガーシー参院議員(51)を「議場での陳謝」とする懲罰を賛成多数で可決した。

参院での懲罰は、2013年11月にアントニオ猪木参院議員が登院停止30日になって以来、約9年半ぶり。国会欠席が理由になるのは初のケースとなった。NHK党政調会長の浜田聡参院議員(45)が、採決前にガーシー氏に代わり弁明。ガーシー氏の〝暴露〟の内容を読み上げた上で「民意に反し、除名を急ぐ動きがあることに忸怩(じくじ)たる思いだ」などと述べると「何のために国会議員になったんだ」「関係ないでしょ」などと場内から激しいヤジが飛んだ。

ガーシー氏は、3月1日の参院本会議で「深く自責の念に堪えません」などとした書面を読み上げ、公開で陳謝することが求められる。N党の浜田氏は本会議後、ガーシー氏が陳謝を受け入れるかどうか問われ「ガーシーに(日本に)帰ってくるつもりはない」とした。

陳謝を拒否すれば再び懲罰委員会に付託され、ガーシー氏が早ければ8日にも「除名」となる可能性が出てきた。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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