「G430MAX×青ベンTR」渋野日向子はガラッとスタメンチェンジ

スイングもクラブも新バージョンへ(撮影/村上航)

◇米国女子◇ホンダ LPGAタイランド 事前情報(22日)◇サイアムCC(タイ)◇ 6576 yd(パー72)

タイで今季の米女子ツアー開幕戦を迎える渋野日向子。このオフに青木翔コーチのもとに戻り、スイングを大幅修正。昨年よりボールの高さが出てスピンも入るようになったことで、彼女のキャディバックの中身もガラッと変わった。

ドライバーを「ピン G410 PLUS ドライバー」から「ピン G430 MAX ドライバー」にスイッチ。「安定感が増して、平均的に飛んでいると思います」と渋野。シャフトも変更し、いろいろなシャフトを試した結果、最終的にフジクラの「ベンタスTRブルー(5S)」に落ち着いた模様。

フェアウェイウッドは、これまで「ピン G425 MAX」の3番(14.5度)、7番(20.5度)だったが、新しい「ピン G430 MAX」になり、番手も3番(15度)、5番(18度)に変更。そしてユーティリティも、「ピン G425 ハイブリッド」の5番(26度)、6番(30度)から「ピン G430 ハイブリッド」の4番(22度)、5番(25度)となった。モデル、番手が様変わりしたが、「この2週間はこの体制です。5番アイアンが入ったり、違うクラブが入ったりは、まだやっていくと思います」(渋野)と上の番手はまだ試行錯誤の段階。

今週のバッグの中身。ロフトピッチが様変わり(撮影/村上航)

アイアンもドライバー同様にこれまで2年近く変更はなかったが、今年からピンの新しい「ピン i230 アイアン」へ。新しくピッチングウェッジを入れた。

ウェッジは「ピン GLIDE 3.0 ウェッジ SS」を継続して使用。ただしロフトピッチに変化があり、これまで46、52、54、58度の4本体制が、50、54、58度の3本体制に。「今年は3本にしました。距離も変わってきたので、それを含めて色々計算して。(それぞれ)差は10~15ydなので、3本で対応できるかな」と渋野。

パターも、昨シーズンはマレット型の「ピン PLD ミルド DS 72 パター」だったが、ピン型の「ピン 2023 アンサー 2D パター」へ。「ピン型が自分に合っていました。(以前使っていたピン型の)シグマ2よりは大きいヘッドで安心感があります。練習した感じでは打ちたいところにいっています」(渋野)。

スイングを変え、2年ぶりにドライバーやアイアンを一新し、パターもメジャーをとったころのピンタイプに戻した。“新生渋野”の一年がスタートする。

<渋野日向子セッティング>
ドライバー:ピン G430 MAX ドライバー(10.5度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタス TRブルー5S、44.75インチ
フェアウェイウッド:ピン G430 MAX(3番15度、5番18度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタス TRブルー5S(3番)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタス TRブルー6S(5番)
ユーティリティ:ピン G430 ハイブリッド(4UT 22度、5UT 26度)
シャフト:藤倉コンポジット TRハイブリッド75S
アイアン:ピン i230 アイアン(6番-PW)
シャフト:藤倉コンポジットMCI 80R
ウェッジ:ピン GLIDE 3.0 ウェッジ SS(50、54、58度)
シャフト:藤倉コンポジットMC105 MILD
パター:ピン 2023 アンサー 2D パター
ボール:タイトリスト プロ V1x ボール

ピン G430 MAX ドライバー(10.5度)
ピン G430 MAX フェアウェイウッド(5番18度)
ピン G430 ハイブリッド(4U 22度、5U 26度)
ピン i230 アイアン(7番)
ピン グライド 3.0 ウェッジ(54、58、50度)
ハイブリッド(上)とウェッジ(下)のシャフトにはそれぞれ「ぴーなっこ」の文字が
ピン アンサー 2D パター
タイトリスト プロ V1x ボール

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