植木の里 彩る梅の花 長崎・虎馬園 3月上旬まで見頃

植木の里に彩りを添える梅の花=長崎市、虎馬園

 植木の里、長崎市松原町にある原種梅林「虎馬(こうま)園」の梅が種類ごとに順次花を咲かせ、見物客を出迎えている。
 地元の自治会長を務めた故・田口末春さんが2002年に開園し、現在は、おいの信彌さん(75)が管理する。40アールの斜面地に約140種400本の梅が立ち並び、白から深紅のグラデーションで彩られている。
 ほぼ満開の木もあれば、これから花を付ける木も。夫婦で撮影に訪れた同市かき道6丁目の岩永幸雄さん(74)は「お目当てのしだれ梅はまだ咲いていなかったが、一輪一輪がかれんで梅の花にしかない良さがある」と話し、散策を楽しんでいた。見頃は3月上旬まで続く。


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