「いま僕はココにいます」Vol.162 インド編

インディアンオープンのスポンサーは例によってヒーローモトコープ(撮影/川村昌弘)

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・29歳。2012年のプロデビューから活躍の場を海の向こうに求め、キャリアで足を運んだ国と地域の数は実に70に到達した。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕はニューデリーにいます。

欧州ツアー(DPワールドツアー)は今週、「ヒーローインディアンオープン」です。シンガポールから続いたアジアンスイング“第1弾”の最終戦。次週のオープンウィーク前の勝負どころです。

大きくうねるインドのゴルフ場、DLF G&CC(撮影/川村昌弘)

タイのバンコクからは直行フライト。これまでもインドではアジアンツアーやインドツアーも含めて何回も出場してきました。首都ニューデリーは、人口密度が高く喧騒で有名なコルカタ、IT都市としても知られ、空気もややきれいなバンガロールとがミックスされたような都市。雑多な場所と高層ビルが並ぶビジネスエリアが隣り合わせです。

ビックリするくらい狭いフェアウェイ(撮影/川村昌弘)

インドはやっぱり他の国とは雰囲気が違って、なかなか馴染めない日本人も多いのですが、僕にとってはお気に入りの国。体調(腹痛)に気を付けながら、ローカルフードにも手が伸びそう…。とはいえ最近、ココでは日系のホテルに宿泊していて、ほぼ日本食で過ごしながら試合に備えています。

17番ホールはすごいことに・・・(撮影/川村昌弘)

会場のDLF G&CCは相変わらずの“世界を代表する”トリッキーコース! 高低差アリ、大きなスロープもアリ、フェアウェイも広いところから急に狭くなるところまで、あらゆる細工が施されています。

岩山の上にグリーンがあります(撮影/川村昌弘)

名物ホールの17番は人口の岩山でグリーンが囲まれ、プラスチックなどの人工物ものぞいたりする独特のデザイン。セカンドショットがどきどきで、気分はまるでディズニーランドでのプレー…。

18ホールを通してちょっと“やりすぎ”感があって、アマチュアの方では傾斜の強いグリーンはなかなかうまくボールが止まりません。ある程度、ボールをコントロールする力が求められるでしょうが、「こんなホールがあるの!?」という驚きが楽しいと思えそうでしたら、ぜひいらしてください!

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