ロケ先で急死した米人気俳優 最後の映画上映会に女優の娘ら出席

映画『グッドフェローズ』などで知られる故レイ・リオッタさんの最後の映画となった『コカイン・ベア』のプレミア上映会に、ファンと共に遺族が出席した。21日にロサンゼルスの映画館で開催された上映会には、元妻ミシェル・グレースとの間の子供で女優のカーセン・リオッタ(24)を始め、婚約者だったジェイシー・ニトロ(47)、姉妹のリンダ・マシューズの姿があった。

エリザベス・バンクス監督がメガホンをとったコメディホラー映画「コカイン・ベア」は、1985年にバッグ一杯のコカインを食べて死んだ175ポンド(約80キログラム)のアメリカグマの実話をもとにした作品。ケンタッキー州の小さな町でコカインを食べた巨大クマが暴れ狂う中、生き残りをかけて地元民や観光客、犯罪者らが協力する姿を描いている。ケリー・ラッセル、オールデン・エアレンライク、ジェシー・タイラー・ファーガソンらが出演し、レイは麻薬王役を演じている。

オールデンは撮影時のレイを振り返り「とても楽しんでいたよ。彼と一緒に仕事をする機会に恵まれたことに感謝している。特に今となってはね。監督は、素晴らしいキャストを迎えていて、レイはその一端を担うことをとても楽しんでいたようだった」と語っていた。

レイは昨年5月6日、映画『デンジャラス・ウォーターズ』の撮影で訪れていたドミニカ共和国で睡眠中に、67歳で息を引き取っていた。24日には、レイがハリウッドの殿堂入りを果たすことになっており、カーセンが亡き父親に代わりロサンゼルスのハリウッド大通りにあるハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムで開催される式典に出席する予定だ。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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