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2023年2月23日に公開された動画ではゲストに社会民主党衆院議員の新垣邦男氏をお招きし、社民党の党是である「護憲」やたびたび注目を集めるキャッチコピーについて語っていただきました。
社民党の理念を若い世代に伝えるための取り組みとは?
【このトピックのポイント】
・「護憲」の理念を若い世代に伝えるために新垣氏「LGBTや同性婚の観点から」
・2022年参院選では社民党のキャッチコピー「どっこい社民党」が話題に
・社民党キャッチコピーを考えているのは党の職員
新垣氏のプロフィールは以下の通りです。
初めての北中城村村長選挙は「落選しても仕事はある」と、反対する家族に嘘をついての立候補だったとのことです。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして新垣氏に回答していただきました。
若い人に「護憲」は伝わらないのでは?
「護憲」を一丁目一番地の政策として掲げる社民党にとって、その理念を若い世代にどう伝え浸透させていくかは大きなミッションと言えます。
新垣氏は「若い人は憲法で困ったことがない。だから伝える努力は我々もしないといけない」とコメントしました。
「護憲」の理念を広げるために新垣氏は「憲法の入り口をどこに置くか」という点に言及。政治の世界で憲法を議論すると憲法改正の是非や憲法9条が話題になりがちですが、新垣氏は「若い人にはLGBTや同性婚、入管法の改悪とかそういうことの方が分かりやすいのでは」とコメントしました。
また、新垣氏は同性婚をめぐる岸田首相の発言や首相秘書官がLGBTに対する差別的な発言で更迭されたことに触れ、それらの問題も憲法と結びついているということを伝えていくことが憲法の理解につながるのでは、と語りました。
MC鈴木邦和「憲法は国の最高法規で様々な法律の起点となっているので色んな分野がある。そのなかで生活に関わるところから伝えていくことが重要なんですね」
新垣氏「やっぱり人権擁護が一番大事。私たちはそのことを分かりやすく伝えていく努力をしていく必要があると思います」
社民党のキャッチコピーは誰が考えてるの?
社民党はキャッチコピーや演説内で使われるワードが話題になることがあります。2022年の参院選では「どっこい社民党」というキャッチコピーで注目を集めました。
現在、社民党は政党要件を維持できるかどうかのボーダーラインにある政党です。「どっこい社民党」にはその瀬戸際を踏ん張って「消えてなくならないようにしよう」という思いが込められているとのことです。
「憲法9条、変えさせません。」「がんこに平和、くらしが一番」といったシンプルで分かりやすいキャッチコピーが多く、党の職員が「必死になって考えている」と新垣氏は語りました。
MC鈴木「『どっこい社民党』で行くと言われたときにどうお感じになったんですか?びっくりしませんでしたか?」
新垣氏「まあ、いいかという感じですね(笑)。若い人たちの感覚は大事なんじゃないかなと思います」
党の職員は老若男女問わず幅広く、LGBTの方もおり多様性に富んでいるとのこと。新垣氏はインパクトのあるキャッチコピーが生まれる背景について「色々な方がいて非常に面白い意見を持っている。(こういうキャッチコピーは)社民党だからできるんだろうと思います」と締めくくりました。
動画本編はこちら!
社民党の気になるキャッチコピーはどのように生まれる?キャッチコピーが決まったときの心境は?
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